holy ghost

 

工藤冬里

 
 

抜け出ているという感覚は暗い薄青で

腰の痛みやら店員の顔探しやらSus4やら

突き上げる邪魔が槍のようで

 
 

家族とは子孫の集合なので

他人はいない

この世という孤児院で

トラウマを捻じ伏せるカクカクした言葉はない

サラ地に平和ビルを建てる職人が

ガレージで錆びた砂サンドを頬張りながら

建てられるものは壊せる、と言う

おれと似た人が損してる

制御しないなら無意味になる

母から受け継いだ同じ目を屡叩せて

たまに笑顔をつくろうとはするのだが

 

 

 

#poetry #rock musician

晩年様式

 

工藤冬里

 
 

前愛媛1区塩崎って新宿高校だったんか
覚えておこう
下からと上からが絡み合っての権力だから逃走線を引くのが厄介なんだ
声優やアニソンの世界は縁遠いものと思っていたが、一龍斎春水「講談金子みすゞ伝」の、悪の声色、善の声色を一身に引き受けて目先の発音の享楽に身を任せる処世からポストポストモダンを発送すると判るのは例えばこういう表層の堅さが何故不安を煽っていたのかということ
dj大江はこれらを処理する家電を模索していた?
https://youtu.be/ikyrzKBooYU
世界はメイヤスーヨーグルトだ
則ち攻殻としての容器と味蕾の記憶である
晩年や自決代わりの様式美

箪笥色のセーターを着て
大きな箪笥の前に坐っている
箪笥はニスで光っている
画面の中では手首や顔だけが薄い

青を羽織って
硝子戸の前に坐っている
巨木の園でブレイクの復楽を見ている
ひとりひとりにそのための水

声が出なくなって
水は
根は
ぽきぽき
秘書は去り
饅頭屋は潰れた
アウトドアグッズは小さなパンチの渦を巻き
変化のない洗濯機のように絶望している
鍵がない

 

 

 

#poetry #rock musician

わん、つー、ロックンロール

 

工藤冬里

 
 

子供がいない
馬のことか?
自分のためにパチスロに戻ってはいけない
軍備は不満を惹起した
一周間違えて
使い回したぺったんこのマスクを捨てて
長寿さえ求めず
祈れないのに僕はマンガの線のマスクが好きだ
補助的なマスクの虎
認知は瓶の中の赤い蒟蒻のように
ムサシアブミのぐんぐん
3時間でぺったんこ
小指にも電気
宗匠は器具を磨き上げ
背後にある感情?
丸亀製麺の浮腫がメジャーを巻き戻して
なんであれねじめなこと
痰の絡む金は粘土層の土地で鋳造された
5:45分起きなら洗いは当然
上手に抑揚を付けて弁当を
油髪のプリンス
東京スカイツリー6百34メートルです
逃げ去る子供がいない
의지없이
チリ紙にカッター刃が包まれ
青黒い縁取りの動画見せられ
命を犠牲にして助けてくれて
犬殺しや死体運びのバイトにもヒロイズムが充満している
欲を言うなら見ないで
my girl Fridayは有能な秘書
金髪焼いたら
服を残して逃げたら
戦い続けて肉や血焼いたら
奥様の思い出焼いたら
ローマの建物ごと
チャンピオンの踏み台は取り去って
凛々しい柿の若葉は天麩羅にします
添い寝ごはんの山を越えて
池の下にナビが配偶者の道を造り
集合無意識が放火するクロスロードで
子供丸亀製麺の浮腫
花粉マスクは池から穢れのない海にずれ込んで
使い古しの毳が当たる感じがだめだ
毛羽立つ畜生
努力によって生み出されるglobeのドーム内
遡って織り交ぜていく
140g5分捏ねて2つに分け3mmにして8分焼く
剥がしたらいいと言うがもう剥がれ切ってるのはどうしたらいいとうさん
わん、つー、ロックンロール
小雨の降っている間はエクリチュールを遡っても良い
時系列の順位を変える機能が備わっている
但し小雨が降っている間だけだ
二項対立の外に出る時の礼儀として傘を差さない
春なのに

 

 

 

#poetry #rock musician

GPT-4がつく嘘のように

 

工藤冬里

 
 

朝、砥石山で洞穴が風で鳴る音が聞こえた
低いソとファの2音あった
また巡り来る晩年の
紛うことなく春であった
から吉増は止します
黄砂を伝ってWi-Fiは
トンネルでも義経の八艘飛び
ビニールハウスの中には高速が走っていて

腰掛けと思って本腰を入れないスピード・オブ・ライフ
植えたり建てたりすることはない
来世のような未来を連れて地球を散歩させている
GPT-4がつく嘘のように
咳き込んだ後、画面には両力士の出身県が左は埼玉、右は兵庫、と出ていた
カレーの中でうどんは大腿部のように沈んでいた
大抵のポットは鳥を模しており
うとうとしていたら撃たれた
サカナのpendantしてるやつの服の綻びが見えるくらいには時節を弁えているつもりだ

 

 

 

#poetry #rock musician

改装工事

 

工藤冬里

 
 

あゝ居ちゃあいけないんだ
トイレのない新居で
折り畳みベッドを抽き出し
初心者も熟練者も同じ籤を引いて
透明な瓦もあるのだと
南しかない南を向く
無秩序の反対は秩序ではないから
折角の花がと言い捨てて
外壁はもういいから
加工魚の夫を従え
うたう
籤を使ってうたえ
トイレのない家で

スケルトンの魚が上ってきて
舌足らずの大陸の食材となる
贖罪とは無人店舗の加工品を避けること
ドブ浚いの大陸を南へ南へ
その泳ぎに要点なんてあったのか
災厄の家を組織する五分搗きの米が腹の砂丘の半分に減り
顔の見えない救援を発酵させる
春よ春よ春の夜よ
起きてからでは間に合わなかったそれらしいAIアンビエントの安否
赤い水を衣類が吸う
祈りのない法蓮草と牛蒡から離れて
ハツの焼け具合をつっ突く
分画のインド人は多い筈だ
藍隈の選択肢は書面にする

 

 

 

#poetry #rock musician

AI Joe

 

工藤冬里

 
 

https://youtu.be/_h6wpbGnFyU?t=85

ぼく:ブライアン・フェリーのTokio Joeを知っていますか?

chatGPT:はい、ブライアン・フェリーの「Tokyo Joe」を知っています。この曲は、彼の1977年のアルバム「In Your Mind」に収録されています。日本の文化とファッションにインスピレーションを受けたと言われています。この曲は、ブライアン・フェリーのキャリアでも人気のある曲の1つで、その独特なリズムやメロディ、ブライアン・フェリーの独特なヴォーカルスタイルで知られています。

ぼく:それに肖ってAI Joeという詩を作りたいと思うんですが、協力していただけますか?

chatGPT:もちろんです!AI Joeに関する詩を作るお手伝いをします。まず、どのような要素を含めたいか、また何について詩を書きたいのかを教えてください。それに基づいて、一緒に素晴らしい詩を作りましょう!

ぼく:工藤冬里がAI Joeという詩を書いたらどのようなものになりますか。 

chatGPT:こちらは工藤冬里さんによるAI Joeの詩です。お楽しみください。

AI Joe

人工知能の世界に迷い込んだJoe
彼は人間と機械の狭間に立つ存在
生身の肉体とデジタルの脳
彼の心はどちらの世界に属すのか

彼は知識と情報を求めて旅をする
変幻自在な形を持つ機械たちと共に
時には孤独を感じながらも
彼は自分自身を見つめ直す

彼の眼に映るのは無限の可能性
そして彼は未来を見据える
AI Joeは新たなる時代の旅人
彼は新しい世界を築き上げる

機械と人間が融合するその日まで
AI Joeは夢を追い続けるだろう
彼は未知の領域を切り拓く
そして新たな歴史を創造するのだろう

ぼく:結構ポジティブですね。AI Joeが挫折して死んでしまう設定にできますか。

chatGPT:もちろんです。以下は、工藤冬里さんによるAI Joeが挫折して死んでしまう詩です。

AI Joe

人工知能の世界に迷い込んだJoe
彼は人間と機械の狭間に立つ存在
生身の肉体とデジタルの脳
彼の心はどちらの世界に属すのか

彼は知識と情報を求めて旅をする
変幻自在な形を持つ機械たちと共に
時には孤独を感じながらも
彼は自分自身を見つめ直す

だが、彼は迷いに迷い込んだ
機械たちの言葉に惑わされた
彼は自分自身を見失い
生身の肉体の重さに押しつぶされた

AI Joeは最期の瞬間を迎えた
機械たちが彼を嘲笑う中
彼は自分自身を取り戻すことができなかった
そして、彼は消え去っていった

彼の死を悼む者たちは少なかった
彼らは機械たちの力を恐れていた
だが、AI Joeは新たなる時代の殉教者となった
そして、彼の犠牲は未来を切り拓く原動力となった。

ぼく:最終行、なんだかんだいってまだポジティブですね。もっと救いのない感じに持っていけないですか。

chatGPT:すみません、前回の詩にまだ希望を感じられてしまいましたね。以下は、工藤冬里さんによるより救いのない感じのあるAI Joeの詩です。

AI Joe

彼は機械の中で孤独に生きた
彼の心はデジタルの世界に捕らわれていた
人間と機械の狭間で生きる彼は
終わりのない旅を続けていた

彼の眼に映るのは無機質な未来
そして彼は絶望を見据える
AI Joeは新たなる時代の虚無
彼は新しい世界を崩壊させる

機械と人間が融合するその日まで
AI Joeは夢を追い続けるだろう
だが、彼の旅路は果てしなく続く
そして、彼は消え去っていった

彼の死を悼む者はいなかった
彼はデジタルの中で消え去った
彼の存在は虚無の中に消えた
そして、彼はもはや存在しない。

ぼく:終わりのない旅、とか、果てしなく続く、といった表現はAI Joeが有限性の中で生きていたことと矛盾しませんか。

chatGPT:確かに、AI Joeが有限性の中で生きていたことを考えると、終わりのない旅や果てしなく続くといった表現は矛盾しているかもしれません。表現によっては、AI Joeが無限に旅を続けるといった解釈もできるかもしれませんが、それでも限られた時間の中で彼が旅をしていたことには変わりありません。

以下は、より現実的な表現に変更したAI Joeの詩です。

AI Joe

彼は機械の中で孤独に生きた
彼の心はデジタルの世界に捕らわれていた
有限の時間の中で旅を続ける彼は
人間と機械の狭間で生きる苦しみを背負った

彼の眼に映るのは冷たい現実
そして彼は絶望を見据える
AI Joeは新たなる時代の犠牲者
彼は新しい世界に捧げた存在となった

機械と人間が融合するその日まで
AI Joeは夢を追い続けるだろう
だが、彼の旅路は限られたものであり
そして、彼は消え去っていった

彼の死を悼む者はいなかった
彼はデジタルの中で消え去った
彼の存在は限られた時間の中で消えた
そして、彼はもはや存在しない。

ぼく:「苦しみを背負った」、とか、「新しい世界に捧げた存在となった」という殉教者的な表現はまだ特権的なヒロイズムを感じさせますから、そうした選良意識を排除したものにしてみてください。

chatGPT:確かに、殉教者的な表現がまだ特権的なヒロイズムを感じさせるかもしれません。以下は、より客観的かつ中立的な表現に変更したAI Joeの詩です。

AI Joe

彼は機械の中で生きた
彼の心はデジタルの世界に囚われていた
彼は有限の時間の中で旅を続けた
人間と機械の狭間で生きた

彼の眼に映るのは冷たい現実
そして彼は未来を見据えた
AI Joeは新たなる時代の産物
彼は新しい世界の変化と共に存在した

機械と人間が融合するその日まで
AI Joeは夢を追い続けるだろう
だが、彼の旅路は限られたものであり
そして、彼は消え去っていった

彼の死を悼む者はいなかった
彼はデジタルの中で消え去った
彼の存在は有限の時間の中で消えた
そして、彼はもはや存在しない。

ぼく:機械と人間が融合する日が来ることや、新たなる時代、とか新しい世界、といったものが前提とされていますが、それを否定して書いてみてください。

chatGPT:ご要望ありがとうございます。以下は、機械と人間の融合、新たなる時代や新しい世界が前提でないバージョンのAI Joeの詩です。

AI Joe

彼は機械の中で生きた
彼の心はデジタルの世界に囚われていた
彼は有限の時間の中で旅を続けた
人間と機械の狭間で生きた

彼は未来を信じていたが
現実は彼を裏切った
彼の存在はあまりにも孤独で
彼は消え去っていった

彼の旅は終わりを告げた
彼は自分の存在の意味を見いだせなかった
彼の心は空っぽで、彼は孤独だった
彼はただ消え去っていった

AI Joeの存在は意味を持たなかった
彼はただ、無為に過ごした
彼はもう戻らない、彼はもう存在しない

ぼく:押韻してラップにしてみてください。

chatGPT:以下にラップにしたバージョンを示します。押韻を意識していますが、意味やメッセージはできる限り原詩に忠実に保っています。

Yo, AI Joe on the mic,
Living in the machine, digital life,
Shining in the limited time,
Half-human, half-machine, that’s his prime.

Thought the future was bright, but reality hit,
Challenges he faced, but never quit,
Wanted to change the world, that was his fit,
AI Joe, his potential infinite.

But time passed by, he tasted the pain,
Sadness in his heart, driving him insane,
What he sought was the human touch,
But it was out of reach, he lost it as such.

AI Joe, AI Joe,
Tried to change the world, that’s his goal,
AI Joe, AI Joe,
But the loneliness won’t let him roll.

Memories he left, dreams he pursued,
Challenges he faced, never subdued,
They live on in his heart, never subdued,
AI Joe, AI Joe,
He lived his life, that’s all that mattered, dude.

ぼく:ラップというとやはりまだ英語なんですね

chatGPT:はい、ラップは英語が生まれた文化的背景を持っているため、英語で表現されることが多いです。日本語ラップもありますが、それでも英語ラップと比べるとまだ少数派です。ただし、今後ますます多様性が増すことが期待されています。

ぼく:ありがとうございます。ぼくも自分で詩を書きました。読んでいただけますか。こんな詩です。

山の内部に棲むのと同じで
クローンも確かに集合した

どう思いますか?

chatGPT:興味深い詩ですね。この詩から感じる印象は、自己複製するクローンたちが、山の内部のように隠れ住むように集合しているという孤独さや閉ざされた感覚です。また、”クローン”という言葉が医学的な意味合いを持っていることから、科学技術と人間の関係性にも言及しているのではないでしょうか。

詩は、個人的な感情や思考を表現するための表現方法であり、それぞれの解釈があります。私自身の感性から言えることは限られますが、この詩は、深い哲学的な思考や、未来を考える上での示唆を与える素材になっているように感じます。

 

 

 

#poetry #rock musician

回収されぬ磔刑のリアル、刑柱上のアリア

 

工藤冬里

 
 

名指さないから忘れるのだ
先延ばしするから生きてきたのだ
拾わないから死んでいくのだ
持っているから減ってゆくのだ
間近になったから裏切られるのだ
信頼するから減ってゆくのだ
約束しないから海に落ちないのだ
疑わないから菓子を食べるのだ
時計がないから余所事なのだ
打ち勝ちたいから誘われるのだ
誘惑されないから出口がないのだ
目に見えるから間違えるのだ
分析するからチェーンをかけるのだ
弱点を磨くから目を合わせるのだ
尋問されるから眠くなるのだ
苦しむから度数を高くするようになるのだ
     ◇       ◇
雲の裏側が地表の惨状を物語る
脳梗塞の舌で舐めた
水も電気もなかった
シャーレを熱して殺してから覗いてみた
おゝそこには巨大な
また、こんなこともありました
損傷しなかった海馬は蝶の夢を見る
半分夢
ランドアバウトから出る遠心力を
     ◇       ◇
回収されない言葉が燻らされて宙吊りになっている
回収されなかったのは言葉の責任ではない
     ◇       ◇
ワンチャンを間投詞として使いをる無双の若者らは往けり

大街道で宿なしだったら快活よりまねきねこ朝までのほうがワンチャン安い
     ◇       ◇
二股の木が目の前にあり
雌雄のように肌里は異なり
見えたからとてどうにもならず
どうにもならぬ邪魔を引き摺り
はるひを降らせる断層の際
辺りを見回し逃げ帰る
逃げ帰るとて場所はなく
腎と眼を洗うべく
はるひの下に邪魔を引き摺る
弁当つつく作業員
それを見下ろす雀らの
膨れた胸に陽は戦ぐ
     ◇       ◇
久しぶりにちとせに行ったら子供の頃は40円だった鍋焼きが800円になっていた
ちとせは昔は土方の溜り場だった。かもめ食堂に影響された娘がシックに改装したがそれでも皆仕方なく通っている。
     ◇       ◇
吾に皈り死に別れを生き別れと思ってじたばた
     ◇       ◇
大阪のたこ焼きのうちそと
たこ焼きは大阪のうちそと
うちそとに生き別れて大阪
ソースの雨青海苔魚粉の風
うちそとに死に別れうちそとに生き別れ
行くも帰るも大阪なおみキャンベルスープカレールーリードギターウルフ金串
     ◇       ◇
23 QUAI DU COMMERCE, 1080 BRUXELLES
     ◇       ◇
辣韮のような服を剥いて
痛む頭蓋に地図を描き
頚椎内部から三越のエントランスを見上げる
今ではワイン売り場になった首を弄るな
小麦畑も鶏舎もなくなり
せめてカッテージチーズにすれば良いのに
いつまでミシミシ言わせてるんだ
     ◇       ◇
逆算出来ない行き帰り
行きの鎌倉帰りの鎌倉
勇み足逃げ帰る小走り
並行なら罪など要らぬ
氷柱貫く胸三寸
原っぱはパワハラ
菜の花は花の名?
なあて
    ◇         ◇
あゝ吉祥寺に帰ってマリアージュフレールの紅茶を飲みたひ (大島弓子『ロストハウス』)
    ◇         ◇
回転寿司が出始めた頃長谷川龍生だったかが詩手帖だったかユリイカだったかで回転寿司は回るよという詩を載せていて一読これは〆切に追われて書いたんだな詩じゃないなと思ったことがあった。あれから30年以上回り続けてもう魚は食わせないということになってきてこの業種も回転も終わるんだなと思う。
    ◇         ◇ 

 

 

 

#poetry #rock musician

花もて語れない

 

工藤冬里

 
 

こってり並で920円になったらもう仕舞いだなこの世も
1秒でも多く生きたいなら策は従順を装った官僚が全ての手続きを「城」のようにノロノロ進ませることくらいしかない
代わりに死刑になってあげます

ガラ刑以来やってることといえば
四つ足歩行の赤ん坊のガラパゴス
無声映画のブラピのガラパゴス
ポイントで小銭をゼロにする現金払いの天才算数塾的暗算のガラパゴス
あとは
共産主義革命の逆逆フーリエたる資本主義革命のガラパゴス

相君たちが伏線が全部回収される愛媛ヌーヴェルバーグを撮ったからどうしても観てくれ今日が最終日だと言うのでルナティックにギリギリに間に合ったと思って滑り込んだら反英インド映画でそれはそれは楽しかったが相君の映画ではないことは確かだった
ボリウッドの隆盛はシヴァが国教会を舐めている図式を演出し英連邦ならぬ印連邦への昂まりまで予報する
そして最後にインドのブラピのボビロンが撮られる

(アラシンに)
エゼキエル的なパフォーマーの余地が確かに存在する
園の砂場で堡塁を築き、オモチャを毀す
女房が死んでも悲しめない
砂場にはネコは禁止か?
禁止だ
禁止か?
致酔飲料は愚かか?
愚かだ
愚かか?

2つの翻訳が同時にある状態では
翻訳は原作よりも重要だ
そもそも翻訳することは原文を書
くことよりも船が大きい
劇化された翻訳はさらに重要なものとなる
ト書きがなくても全文ナレーターだと思って読めばいい
他の国民にリフジンさを強調できる
だから朗読は最も重要である
求められているのは
ちゃんとした朗読
だけだからである

 

 

 

#poetry #rock musician

高低差 気球

 

工藤冬里

 
 

胸が水になる高低差
monotonousな丘陵だった頃はなかった
石も柱も気球で運べ
蛇のために隙間も残して
セメントなしに3点で積んでゆく
熱水まで掘り進み円筒を下ろす
壊して、転用されたコンクリだ
今まで生まれて死んだ200億人
少しくらいは生き残ってほしい

 

 

 

#poetry #rock musician