こだまは
富士を過ぎた
半島は横たわる
けものだった
その上に
橙色の朝日が昇っていた
見えないが
風が渡っているのだろう
そのヒトは
お茶の水の病院で
おのれと
空と風を見ているだろうか
高層の窓から
神保町や富士が見えるのだと
言った
こだまは
富士を過ぎた
半島は横たわる
けものだった
その上に
橙色の朝日が昇っていた
見えないが
風が渡っているのだろう
そのヒトは
お茶の水の病院で
おのれと
空と風を見ているだろうか
高層の窓から
神保町や富士が見えるのだと
言った