広瀬 勉
神奈川・鎌倉雪の下?
夜中に
目覚めた
ケージの
harmony Xlllを
聴いてる
もう
30年も前
モリッシーの歌を聴いた
Meat is Murder
モリッシーは
歌ってた
家畜たちが鳴いていた
ヒトは
殺してから
肉を食う
肉のあとにきみの歌は
あるかい
軽蔑したわたしがそこにいました。液状化していたようです。
言って。声とか
維持できないなら共犯になるな
わたしはそう語るよ。確認できない速度で、漂泊して
周りからみれば、わたしたちは剥製。この剥製が嫌味なく不幸だと、わたしは生き返る。日常と離れれば離れるほど、わたしは生き返る。図らずも共犯手前の、わたしたちに似た形が見つかったよ。鈴の音はいつもルールだった、仮に、演じる。凍らせて展示した白熊の絶交。肉っけがあって美味しそう。自由気ままな湿地はどこよ、頭は使いたくない、餌だけちょうだい。だって、気ままは老いて枯れるよ。
午後に
雨はあがりました
山茶花の
葉の
濡れて
ひかっていました
いくつも
いくつも
みどりの葉はひかりました
いくつか
蕾も
あり
山茶花のピンクの花も
濡れてます
なぜヒトはヒトを殺すのですか
憎しみの向こう
にも
山茶花の葉はひかりますか