網、づくも疼く

 

爽生ハム

 

 

網膜を布教してほしいから、きみを追いつめているし、こぼしてほしい形をしたんだよ。目を交換したいし、目を否定したい。夜景はコンビニ飯かもしれない。へんにあるより、へんにないものの方が落ちつく。

この形をつぶして、
摂取と、見たことのない。形の力で、うっぷん。を落とす

きみの大人びてく幼稚さでわたしごと燃やしたりする。
最近のわたし、渡来する。見たか、遊ぶ独走を、これからさらに最近のわたしを遡れるよ。

わたしのホコリも落ちてこない。わたしってきみの妄想の事だよ。奇を衒う色彩で塗られてる。わたしはコンビニエンスな距離をめざす。でも、解凍できないので、すごく昔の写真を燃やしたりする。

いま、死に後れるわたしの、情緒はなにに化けちゃうの。きみの娯楽に化けちゃう、なるほど。蓋したパックではじめようと思います。蘇生ごっこですね。
つのを撫で終えたわたしは、鯉がパクついたであろう物語を、人としての触感で妬む。この感じ心底。呆れる。恥ずかしく変容する。起毛は全てを感じてる。

ああ、きみの目だ。全く見えない代表的な目を装ってる。
真っ直ぐにつく嘘ほど醜い形はないよね。そうだ、不十分なきみの慾望は美しい、確かにきみはゆっくり歩いて思考停止するし、ノーブルに性行為もしない。
わたしはこれからさらにイメージです。遊ぶ独走にいけるよ

 

 

 

fly 飛ぶ

 

風が強かった

モコを
抱いて

浜辺を歩いた

波は砕けて
海面が

光っていた

鳩たちが
いた

白鷺と
海鵜が佇ってた

カモメは
テトラポットに並んでた

空高く
一羽のカモメが旋回していた

刹那には青い水面が揺れていた

青空に
白い雲が浮かんでいた