爽生ハム
ほとんどが開かれ
空間では出入りが連続する
主婦の集まりはいつのまにか
お婆ちゃんの集まりになって
次の、瞬間、犬の遠吠えになった
別人から本人を呼びだすのは難しい
呼びかける言葉より、聞くことの方が容易い
それほど遠くで犬が吠えていた
強くなると体が変身する
今、主人公が怪物になった
成長し発展した主人公から目を離し、再会を果たす
見知らぬ人はそれを怪物と呼ぶ
怪物の怪しさについて考えた
静止してるようなそぶりで考えた
そして考えは、反射した
ここにいる時間の少なさの方が主人公として貴重なんだと
過程を知らなければ、誰もが怪物になれる
ここからなら、乗換えなしで別人まで行くことができる
怪物とか言って軽く現さない為に
想像する
ここにいた時間の方が少ない
道草と道草を両眼に宿し
眉間のあたりで
風になった、記憶がないのだ
空間の予約のみ済まして
眉間のあたりで主婦を思いだす
主婦が歳をとり、お婆ちゃんになるのはわかるが
どこで犬になったんだ