広瀬 勉
神奈川・鎌倉材木座。
最近
跳ぶ
ということがない
飛び跳ねる
ということがない
ここにいて
ここというのは
新丸子だったり
浜辺の街だったり
歩いたり
泳いだり
してる
終いには小さくなって
しろい骨になる
土に
埋もれる
風に飛ぶ
海の水底に沈む
昨日
ネットワークプリントと
いうもので
新丸子のコンビニのコピー機で
詩を
プリントしてみた
それから
ユアンドアイの会に出かけた
ユアンドアイは
あなたとわたしということ
あなたとわたしの間に
詩を
置くということ
詩は
あなたとわたし
無い声のようだ
雨の
音を聴いた
目覚めたとき
雨の
音がした
もう
女は出かけていった
四谷の大学に
用事があるのだと言った
雨のなかで
金槌の音が続いている
休日に
本棚でも作っているのか
雨の朝
世界には二重の橋が架かります
コーヒーに豆乳を注いだ