空っ梅雨 投稿日時: 2017年6月30日 投稿者: michio sato 返信 正山千夏 たれこめた灰色の雲たち 薄日が肩をあたためて そこになかった体温を思い出させる 気だるい歌にも飽きた ただひきずるように重い足取りが わざと遠回りして 陽の当たる電車に乗ったのだった 暑苦しく吹き出す緑たち それでも束の間の地上滞空時間 今日は地下には潜りたくない シートに腰掛けてスマートフォンと心中していく人びと エスカレーターに乗って欲望と心中していく私 終点で降りると 今日は歌いたくない駅なのだった
北風の便り(15) 投稿日時: 2017年6月30日 投稿者: michio sato 返信 松井宏樹 2017年6月 北海道標津郡標津町忠類 2017年6月 北海道網走市港町 2017年6月 北海道根室市歯舞