ヒヨコブタ
我が家にやってきた時計
かっこうが鳴いて響く音を目をつむって
いい声
数の間に山のこだまを
まだ暑かった頃の寒さを
思うのは
強がりのよう
子どもの頃からの強がりは
さみしがりを隠すため
家人が入院するという
しばらくかかるという
わたしはぼんやり聞いて
受け止めないでいる
痛みも熱も
受け止めないまま冬が来るだろう
銀杏も踏みつけないようにそっとあるいて
臭いと言わないように
大事に拾うひとに笑顔をもらう秋なのだから
ずっと強がる
我が家にやってきた時計
かっこうが鳴いて響く音を目をつむって
いい声
数の間に山のこだまを
まだ暑かった頃の寒さを
思うのは
強がりのよう
子どもの頃からの強がりは
さみしがりを隠すため
家人が入院するという
しばらくかかるという
わたしはぼんやり聞いて
受け止めないでいる
痛みも熱も
受け止めないまま冬が来るだろう
銀杏も踏みつけないようにそっとあるいて
臭いと言わないように
大事に拾うひとに笑顔をもらう秋なのだから
ずっと強がる