anarchism・無政府主義

 

Michio Sato

 
 

last week
2 face masks arrived at my house

The government sent us them

Abe is a liar
There is no truth in his words

Government is connected to huge capital

People strip government

People are naked
People are originally naked

 
nandin flowers bloomed in the garden

 

 

*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

アメリカひじき

 

工藤冬里

 
 

足つぼから始まって、いや、どちらかというと足の裏より甲、いや、もっと上、長生きしたければ脹脛を揉みなさい、とか、兎に角腎臓を背中から揉むのが良ろし、とか、死ぬまで歩きたいならお尻を鍛えなはれ、とか
いんやこれからは足より心臓に近い手揉みマッサージや、とか、顔面筋から深層リンパに流しましょう、やとか、耳が血流の鏡、耳鳴りは耳栓して歩いたら治る、とか、矢張り歯が基本でそっからや、いや、舌こそバロメーターや、とか、違う全ての原因は第二頸椎だ、とか、奥さん今は腹揉み美腸体操でっせ、とか
一日中自分の体を触ってないとあかんくなって
困るけれども
考えてみれば
歴史にしたって
マル経や、東西や、いや南北やんか、先住でっしゃろ、辺境からやし、色マターやで、中産階級じゃちゅうに、やっぱしプレカリアートやろ、マルティチュードやねん、視点を変えてあれですわ菌ですわ、マックス怒りの石油デスロードやんけ、いやクライマトロジーでおま、とアスペクトが入れ替わって
そんなに健康になりたいのかと思ってしまう
今日読んだのは歴史の中の感情(ウーテ・フレーフェルト)という本で
考えてみれば国家などというものは感情で動いているだけだと言われればその通りなのであって
歴史の中で感情が発見されたり消えたりしているだけなのだという一本線も
新手のマッサージ本のように訴えるものがあり
しばらくは手揉みと歴史学の感情的展開で
やってみてもいいけれども
体は一つ歴史は一つなので
体と歴史を統一する語尾が欲しいところ
紅茶をひじきと誤解するところから感情が発見されていくのが戦後史であったとするならば
山本太郎なんで?といった歴史的悪感情の沸き起こりが腎臓から来るか腸からくるかで都知事選が決まるとか
健康は命より大事というネタがcorona lives matterになるのは頭のない体が経絡だけでつながっているだけだからだとか
唯物論に共感という創作物を付け加えようとした近代を
表情しなければならない

 

 

 

#poetry #rock musician

新しい土地

 

吉田一縷

 
 

町に出たらそこはお祭りで
千のお店が兆の物を売っていた
サンダルの音なんか聞こえないで
言葉が飛び交い 人が流れる

ボートを漕ぎ速さを競う
歓声が私の心をくすぐり始め
祭りの空気を纏い
軒先で夕飯を囲む家族はハローと微笑み
私は宴席の人
ニープン ラオビア ボーペンニャン

暑い夜はゆっくりと
言葉にならない幸福で包み込み
ほんのり涙が流れ出た
コンハックラオ ライライ

生ぬるい風が頬を拭って
「よくきたね」

 

 

 

linger・残存する

 

Michio Sato

 
 

today as well

Woke up early in the morning

Early in the morning
Decide the title of the poem

then
Forget it

to the Buddhiist altar
Offer green tea, rice, water and flowers

Best wishes for dead and living friends

I make a salad
I make miso soup

I eat breakfast
I send out a woman

I do the laundry
I dry the laundry

In the afternoon
At elementary school

I play with children

In the evening
Go home

With a woman

Have dinner
Then write a poem

I’m not the only one remaining in me

 

 

*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

The Matter

 

工藤冬里

 
 

空0ンヌヌヌヌヌヌヌヌーヨーク‬
とルーに謳われたヌーヨーク‬
美の様式に最終的な保証を与え(sealing up a pattern)ていた島は‬
‪モデルでいえば誰だろう‬
‪選手でいえば誰だろう‬
自分には甘いが‪国に対する宣告ならしやすい教祖共も‬
空0ジジジジジジジジブンの滅びに‬
こぞって屋根に上ってしまう‬
ルーが主題としていたのは撒いたものを刈り取るということだった
島はヘロインとエイズの岩盤の上に建てられているので
地震はない
ジブンを弾丸にしてハドソン川に撃ち込むのは明らかに体の誤用だ
一方の極端の弱点を見てもう一方に振り切る
それはこういうことか、と
無割礼のキレだけで走ってはならない
投入したダイムは吸い込まれたと思ったら網目状に浮上し
道そのものが下水道となった
警察がいないので
耳栓をして身体の内部の歩行の音を聴く
骨の行いの数も非常に多くて
欲望については言い尽くされた
どの程度まで応じるか
ヌエバジョルクは決めかねた
彼女はパーフェクト・デイ認定に封印し続けた
なんて白いシャツ(夜はやさし)
フィッツジェラルド以来
ジツレイはソーホーの朝粥の底に沈んだ
能弁なカリブ系の長髪ラブラドールが猫をあやす
過去と現在の活動を比較する時
私は疲れ
ていると結論する

Aトレインが終点に近づいていることを知っていれば
刈り取るものが迫っても
曲がった車体 曲がってゆけ
ソファの継ぎ目にソッピナッを埋め込むと
もう色付いてアタマは収穫できる穂のようになっている
動物たちが街に戻ってきた
時間を無駄にせず会えたことを喜んでいる
見込みあるヤツと思ってくれているのだ
色付いてないけど色付いている穂だ
殺風紙箱テイクアウト中華のミステリー
ミートボール・ヒーローズのベルトコンベアー食道
赤唐辛子を含め全ての種を呑み込むことで
知られていない神だらけのマンンッンン片岩の雲母の岩地に蒔く
レーニンとコロンブスの間にある、名付けられていなかったシニフィアンがレーコロニンブス像となる
すべてのmatterはネトフリのサイコパス刑事物で把握され
つまされて催す涙は河に撃ち込まれる

 

 

 

#poetry #rock musician

また旅だより 22

 

尾仲浩二

 
 

久しぶりに新宿へ、思っていたより人が多い。
用事はすぐに済んだので長居は無用なのだが天気がいい。
ずっと家に籠っているので脚も弱っているに違いない。
なので地下鉄はやめて歩いて帰ることにした。
末広亭からゴールデン街。歌舞伎町を抜け大ガード。
ション横覗いて西新宿成子坂下。ここにはかつてギャラリー街道があった。
街道は30年くらい前に閉じたのだが、空家になったビルがずっと残っていた。
酔ってタクシーで前を通る度に確認して、ちょっとセンチになったりしていた。
そのビルが消えていた。いや区画ごとすべてなくなっていた。
早い夏空の下、なんだか浦島気分でしばらく眺めていた。

2020年6月6日 東京西新宿にて

注・「街道」は88年に始めた自主運営の写真ギャラリー