最後の努力

 

工藤冬里

 
 

教えることはひとごとのように共に考えることに変わり
それでもそのひとごとを行為の契機にする動機付けを与えるための視覚効果が工夫されていった
走ることはたのしい
と言い聞かせるアスリートのように
一度は黒焦げになった頭蓋を焼杉板にして
塩害防止の黄土を目と耳に塗り
シナプスを組み替えていった
そんなふうにして
真珠採りの筏の家族は
最後の努力を
最後まで続けていった

 

 

 

#poetry #rock musician

I shall go irrespective of the weather.
私は天気がどうであれ、行くだろう。 *

 

さとう三千魚

 
 

these days

after the day
I am writing this

it’s morning today

the west mountain is under the gray sky

the sky is dark gray at the top and light gray at the bottom

the sky
it is doubled

the sky near the mountains
white

I shall go irrespective of the weather *

 
 

ここのところ

日を過ぎて
これを

書いている
今日は朝になった

西の山が灰色の空の下にいる

空は
上が暗い灰色で

下が薄い灰色になっている

空は
二重になって

いる

山際の空は
白い

私は天気がどうであれ、行くだろう *

 

 

* twitterの「楽しい例文」さんから引用させていただきました.

 

 

 

#poetry #no poetry,no life