a spirit level

 

工藤冬里

 
 

目を屡叩せて白人のインドはヒンド 
易経の越境 
死​と​契約​を​結び墓​と​協定​を​交わし​た 
鮫の激流​が​通り過ぎる時も元の森の湿原まで​は​来​ない 
月六ペンス副は​うそ​を​避難​所​とし偽り​の中​に​身​を​隠し​た​の​で 
悪阻の原に試さ​れ​た​石​を​植える 
百十の王の綱を張りここで一句

正しさの水平器を置く頻度

雹​が​偽り​の​避難​所​を​一掃し水​が​分離派建築​を​押し流す
インドアヒンディーシャーマンの死​と​の​契約​は​解消​さ​れ墓​と​の​協定​は​無効​に​なる 
下口の鮭の代わりに鮫の激流​が​通り過ぎる​時​押しつぶさ​れる墓川の
一度閉じた眼は開くことはなかった 
家族を守る大義など下流に流され 
石を剥がすと元森のお爺さんが饐えた菊のようになって 
白くポキポキしていた
齶田の乳頭温泉郷で 
死んだ人に再会する 
ミシンの影 
正しさの水平器を置く頻度

 

 

 

#poetry #rock musician

池でないものを

 

駿河昌樹

 
 

停滞そのものとなって
人生
などという
大それた巨視を
すっかり放棄してしまった人が
きっと
はじめて
詩のようななにかを
書き止められるのかもしれないと
思っている
いつも

思いながら
ない池の
ほとりにたたずんで
見ている

池でない
ものを

 

 

 

道迷い ふらふらカンレキ  蕗のとう

 

一条美由紀

 
 


嘘は快感となり、舌の上を転がっていく
腐敗した祖父は甘い香りを放つ
段ボール製のベッドはいつも私に優しい

 


旅行記は書かない
キウイをたくさんもらったから。

 


お互いの痛みと暖かさを手を触れた途端に分かり合えたらいい
全て自分のものにならなくても、欲しい時には
いつでも持ってる人から貸してもらえる
死は怖いことではなく、また生まれてくることができる

なぜ神様はそんなふうに人間を作らなかったのかな。
ま、
そんな世界に人間は居たくないのよね。