triage

 

工藤冬里

 
 

Martes 3 de agosto
惑わすことと惑わされることに違いはない
惑わしたり惑わされたりしながらますます悪くなっていく

自分に頼る人は愚かである
与える人は不足しない
目をそらす人は災いに遭う
彼らが滅びるまでは姿を隠せ

群衆に受けが良い話を広めてはならない
都合のいいはけ口が問題を隠すことになる

工芸の終わりはあらゆる近過去に関する疑義を産む
特に家に関して
私たちは技術を持たない孤児であり
素朴と純情に関して誤解する

工芸は中世化するのではない
現在化するのだ

中世は考えてはいけなかった
捨象するのだ

なんでも一足飛び
これが鍵だ

歴史の90年代化というか
並列の帰結というか

歴史は存在しない
私たちが歴史によって形作られているだけだ
形作られる必要はない

歴史記述もセレクトショップ化するのだ

Miércoles 4 de Agosto
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422648683162525697?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422648820274401280?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649029343682564?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649060784185345?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649060784185345?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649398060896266?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649452469260290?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649509633429504?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649575513284609?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649769281863684?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422649841717374978?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422650076690849805?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422650321625444353?s=20
かなかなを待つのは何に似ている?
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422650455838978049?s=20
かなかなの終わるのは何に似ている?
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422650801315622914?s=20
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422650832474951680?s=20
それは何の終わり?
何の切れ目?
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422651094895718400?s=20
私たちには終わったことが分かる
終わったことを見届けて
かなかなは去る

空気はすこしやわらぐ
皮膚はすこし発汗し
シーツの上に仰臥したまま片膝立てて
呼吸する
上下する胸板に
手を当てる
時間の体温
はじまりの湿度

従来株
従姉妹
を見間違え
「まなこ荒れ
たちまち朝の」
を思い出す朝

目が悪いのでカップ麺かと思った
カップ麺型のアートがあるだろうなと思って見ていた
これからは全ての宣言をコンビニのカップ麺で告知することになったのかと思った
UFO襲来とかね笑
虫がジージー焼けるブルービーム計画だね
カナブンとかミンミンゼミの緑は甲冑の飾りみたい
よくあんな色に作ったね
https://twitter.com/MyuIjichi/status/1422403435920461824?s=20

“miércoles cuatro de agosto”
https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1422678084461895682?s=20

tiktokより上の世代用のWATCHで、人々は、助けてやった白鳥に抱きつかれる、みたいな、動物に感謝される動画にしか関心がないように見える
久しぶりに動物園に行きたくなる
https://youtu.be/A10xe4u8jB8

夜明けを目
覚めさせるかな
かなはミン
ミンゼミに日
常を譲れり

私小説とはラッパーが歌うようなものだ
そして小説とは沈める前に本物に化けている茶碗だ

https://youtu.be/lS1BI7f4XsA

Jueves 5 de agosto
ナブい
厨等症
自担陽性
気勢ラッシュ
出るでる太
メダルグルー

油絵具のチューブの、開けてくれん?と頼まれ、噛んでもかまん?と訊いてから歯で開けたことはあります。

Los hombres serán amadores de sí mismos

ロルカはスペイン風邪が始まる1918年に本を出版したが反響はなく、スペイン風邪がほぼ終息した1920年に詩の朗読で評判を取るようになりアルヘンチーナを蝶役で起用した劇で世に打って出たがそれは失敗に終わった。殺されたのは36年であった。朱鱗洞は18年にスペイン風邪で死んだので活躍できなかった。

空中 それは苦しい
空気中、かな

https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1423219232536334337?s=20

Viernes 6 de agosto
現実に食い込むSF
境界のないルポルタージュ
二項で構成されていた全てのものが第三のものに無化される
大恐慌後は維新の会的な割り込み方で
大衆食堂はショウケースの蝋見本を食べさせる
そこではフォークはパスタによって押し上げられている

ユニファイTに続く第二弾
期せずして
図らずも
中等症
coming soon
自宅病院で着る装束
https://beachwind-lib.stores.jp/items/610e558ce50c0b2793d02daf
変な名前のTだな

電気なら磁石とコイルで作れますよ

https://twitter.com/38z/status/1423148867256684544?s=20

Viernes 7 de agosto
Me he desconcertado, me he inclinado hasta grado extremo; todo el día he andado triste

8:15 ピカドン

https://twitter.com/_YukioHakagawa/status/1423422835733667841?s=20

サメの出ないサメ映画のクラファンがあるなら
競技のない五輪とか内閣府のない菅内閣とかどんなジャンルでも成立し得るのではないか
https://twitter.com/Munenori20/status/1422756900907544576?s=20
おい、弦(いと)のないギターを弾いてくれ
早く、早くだ小僧!
て感じですね

Sábado 7 de agosto
オーロラも見飽きるんだろうね?と僕はノエミに書いた
敬具はregards
虹の契約の下で北半球は夏だ

比重計はゆっくり沈みボーメ度47の辺りで止まりぬ

朝から晩まで出来る限りはっきり捜索したが
正しい態度の兆候は見られなかった
重箱を包むように拡げられたブロードキャスターのアヴェレージで滑らかさは地の四隅に進むが
視力も聴力も回復せず
却って愛咬の旧態がごきぶりの素早い移動と停止を繰り返している
片や命を大切に
最早画面を見ないで
星々の隙間に肩を入れ
張り伸ばされた北に日を吊り※
フラットアースに夏が来て
オーストラリアには冬が来る
※蜩は しんしんと
日を 梢に吊り(富澤赤黄男)

京都で今やってるモダンクラフト・クロニクルという展示は名付けが間違っている。これではただのヤキモノ展である。その語の響きは何より社会運動でありデザイン運動だった筈だ。

Domingo 8 de agosto
間に合わないと思う方は熊本のKMバイオロジクスの不活性化ワクチンの治験をお勧めします
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC049WC0U1A600C2000000/

この、小田急線で本を読む人は二.二六時北一輝にチャンネル登録していた青年将校的です。肖像権失礼。

https://twitter.com/Pharao444/status/1423608477012791301?s=20

あなたたちはなぜ,パンではない物のためにお金を払い続けるのか。なぜ,満足できない物のために稼ぎを費やしているのか。
Why do you keep paying out money for what is not bread,
And why spend your earnings for what brings no satisfaction?
変化が必要な点について早い段階から積極的に話すなら

Lunes 9 de agosto
正史というものが無くなってしまった以上、唯物論ロシアTVの想像力が一番とんでもないところまで行きます
そのようにして興る過去のフラット化は、グローバリゼーションと同じく逆説的な効果をもたらします
例えば背中を見て育つとか学ぶとか言いますが親や政治家が倫理的な手本を言葉では示すが行動では示さない場合、「それを言うならこういうことになりますね」的なキャンセル・カルチャーが湧くのです。

伊牟田君

Felices son ustedes cuando los hombres los odien

焼き鳥の
味で患者を
トリアージ
塩にしますか
タレにしますか

 

 

 

#poetry #rock musician

letter

 

小関千恵

 
 

わたしをおぶった母が身を投げまいと立ちすくんでいた駅のホームに
何度目だろうか
立っている

目の前の、レールを這う川の溝色
死にすぎた人々の、血かもしれない
眩しい
反射光

 

 

離れていくこと
追わない決意で
歩いていた
身体の隅々の夢は
いつの間にか色の違う水に溶け
行き場を失ったのでは無く
探すものも無く
ただ足下を拾い上げていた

適当に拾った貝殻が美しかったから
わたしはそのまま歩いてゆく

 

 

「  何も知らない

   知れない

   それを咎めない  」

土に埋まって
声を出す

潜る
土の底から返す

まだ滅ばない、にんげんの赤い根

歌う
この世界を初めから、この生肌で改めるため

 

 

産まれる

産まれる

産まれる
間に
母の天地 裏返る
ように
子宮の内から 月を見る
ように
泥の涙 塞き止めぬ
ように

さあ
継ごう

(探したって 見つけられない 命)

 

 

あの夜
眠りを震わせるものが
なにも見つからず
自ら踊りながら帰った

一秒毎に新しかった
生きていて
それでよかった

それでよかった

 

.

 

心が重心に反発していた
引き寄せるものの前で

どのようにしたら、全宇宙に全生命を委ねたまま
この世と接することができるのか


耳という受動に、山鳩の声がする

「わたし」は、自然

死も生も
地上に立つ
いつだって
真新しく、立っている

マスト

 

.

 

揺らす
命を揺らす
くらげたちの水
観念を忘れる
今 明日 泡
吐き出しながら、分離してゆく
流されても
残っていた
いま
掬い出すもの
それは離れていたようで
ただ閉じていた

泡立つ底で
きっと
鳴り続けていた

 

.

 

無感情に照らすお日さま

 

.

 

分裂

目の前に
わたしのような人がいる

分裂

離れた
私に

空と重力だけが残っている

 

 

 

うれしい

 

駿河昌樹

 
 

  一度死んだ人が、わたしの身体のなかで何度死んでもいい。
                         土方巽

 

ネット上に
見ていないホラー映画を見つけたので
すこしずつ
明日から見ることにしよう

そろそろ
眠ろうかな
 (近くの消防署でなにかの訓練が終わった頃
 (土でふくらんだ人形をかたづけている消防士たちがいて
 (ヘノヘノモヘジみたいな顔の重い人形に
 (消防士たちはけっこう参っていた

水を
一杯飲みに台所へ行ったら
 (水一杯を台所に飲みに行くにも
 (思い出してしまう
 (過去のいろいろな台所

食べやすく
三角形に薄く切った西瓜が二切れ
宙を舞っていた

西瓜も
眠れ

高原に住んでいる人から
清流釣りの写真が
スマホに来た

わたしは街の人間に思われているかもしれないが
そう簡単ではないよ
わたしは

フォークまで宙を踊ると
ちょっと
剣呑

さすがに
ちょっと距離を
取っちゃう

むかし会った人たちがときどきいっぱい廊下に密集していて
どうしようかな、通りづらいな
と思う時がある
でも
みんな死んだ人
みんな
みんな
死んでしまっている人

死んでさえいない人
わたし

死者の名刺ってある?
いる?

暑さの募っていく朝がた
ラジオ体操に子らが出かけていく時間に
死んだ人たちが廊下に密集していたりすると
この世の真理に触れた気にすごくなる

うれしい

 

 

 

アンモナイトの見た夢

 

南 椌椌

 
 


© kuukuu

 

ワレヲワスレテミルト
こんなコトバが帰ってきた
ソシテ ソノヒトカヘラズ
ソシテマタ ソノヒトカヘラズ
ソシテマタ1000日が過ぎて
「アンモナイトの見た夢」
どこかで誰かがつぶやいたようだ
大仰だな 数億年の古層に
降りそそいだ夢のことなんか

土と火と藁と炭そして灰
炎上の窯はもうひとつのオーロラ
帰って来なかったその人の
偏愛の一挙手一投足が躍っている

 ワタシノミミハ カイノカラ
 ウミノヒビキヲ ナツカシム   ✶1
思い出さないわけにはいかない
アンモナイトの反時計回りの螺旋
海の響きと母なるイメージが交接する
洟垂れのころ最初に覚えた詩の王道

鼻の形が美しい反ダダの詩人と
鼻のつぶれた老ボクサーが
地中海の夏のジュラの幻影のなか
浮遊する玉虫色の巨大巻貝に嚥みこまれ
永遠をありがとう 黄昏をありがとう
絡み合う白い絹の言葉を吐き続けた

ワレヲワスレテミルト
さていつか来るさようなら
さて僕は小さなアンモナイトだとしよう
さてどこをどう旅してきたのか
ワレヲワスレテミルト 
ソノヒトカヘラズが幾重にも
さらにはるかな永遠日和を旅して
エーゲ海デロスの獅子吹く夕べ   ✶2

日帰り小舟が停まる船着場の
粗末な小屋に泊めてもらった翌朝
黒光りする石窯でパンを焼く
腰の曲がった老夫婦の呟きは無限悲歌
アポロンが生まれたという島で   
僕は25歳喉の渇きこそが存在理由

八月の獅子たちは身じろぎもしない
ピレウスから帰還した次男は
腰巻きひとつ半裸の含羞の男
コツコツと岩を削り 太陽が傾いて沈むまで
残酷に美しいアポロン像をひとつ
ささやかなドラクマに替える   
   
アンモナイトが見た夢のこと

 

✶1 ジャン・コクトーの詩「耳」を堀口大學が訳した余りにも有名な一行詩、ここではカタカナにて表記。
✶2 デロス島はエーゲ海に浮かぶ小さな島。アポロンとアルテミス双子兄妹生誕の地とされ、古代ギリシャ文化中心の聖地だが、筆者が訪れた1976年当時は無人島で観光客もまばら、船着場に住む老夫婦が管理していた。アポロン神殿を護るように立つ五頭のライオン・獅子像はレプリカだったが、印象は揺るぎなかった。

 

 

 

訪問看護は いかがでしょう

 

今井義行

 
 

わたしは 週に2回 精神疾患に特化した 訪問看護を 受けている



今日の朝も まだ 成り立てだという 訪問看護師さんが 訪れた



その 訪問看護師さんは 猫柄の マスクなんて してる・・・



(それにしても なんて 若くて かわいい 看護師さん なんだろう)



「はじめまして」
「はじめまして」



訪問してくれる 訪問看護師さんは 決まっていなくて その日によって 変わる



(その 訪問看護師さんたちが 揃いも揃って 皆んな 20代前半の かわいい 
娘たちばかりなのは 何故なんだろう)




わたしは ピンッと きた




(訪問看護ステーションも ビジネスなので 応募者が 資格を持っているのは 当然のこととして 所長の採用基準が 20代前半の かわいい 娘たちばかりに 
絞り込まれているのは 明らかだな)




(これは 風俗 か)




「まず 検温を しましょう」

「はい」

「異常なし ですね」 

「次 血圧を 測りましょう」

「はい」

「異常なし ですね」

「次 脈拍を 測りましょう」

「はい」
看護師さんが わたしの手を 柔らかく 握ってくれた・・・

「異常なし ですね」



わたしは まず わたしの メンタル面での 著しい低下について 相談したかったのだけれど

訪問看護師さんの方から 先に わたしに 相談をしてきた



「わたし マクドナルドの マックフルーリー(アイスデザート)を 食べるのが 
好きなんですけど きのう 体重を 測ったら 1kg 増えてて ショックだったんです
どうしたら いいんでしょうか」



「アイスクリームは 300Kcalくらい ありますからね こまめに 体重測定をして 
体重の キープを 心がけていくのが 良いんじゃないでしょうか」



「わかりました そうしてみます」

「ところで 看護師さんは 何故 敢えて 精神疾患に特化した 訪問看護ステーションを 就職先に 選ばれたのですか」



「そうですね・・・それは わたしの 家族に 精神疾患者がいて それが きっかけで 看護学校に 進学して 何か 精神疾患者の役に立てないかなと 思ったからですね 他の看護師たちも そんな感じだと 思います」



「・・・そうなのですね」



わたしは 今日の 訪問看護師さんを 見送りながら

「看護師さんの お話を 聞けて 嬉しかったです ありがとうございました」

わたしは 頭を 下げていた



わたしはその晩 強い抗うつ薬と 強い睡眠薬を服薬して 就寝したものの 著しい
メンタル面での問題を抱えているにも関わらず どうにも気もちが 高揚してしまって なかなか 寝つく事が できなかった


わたしは 翌朝 訪問看護ステーションの所長宛てに メールを送ってみた



〈訪問看護ステーション

 所長 様



 いつも 大変 お世話になっております

 ところで どうしても ご相談したい事
 があるのですけれども〉  




1時間ほどして ノックを 強く 叩く音がした 訪問看護ステーションの所長が訪れた



「良かった・・・突然の 体調不良でなくて 安心しました」 



「心配おかけして 申し訳ありませんでした ところで 所長に 提案が あるのです

いつも 看護師さんたちには お世話になっていて ありがたい限りです

それなのに このような事を提案して 毎日 がんばっている 看護師さんたちには 大変申し訳ないとも思うのですが・・・



看護師さんの 訪問看護は 30分ですね 最初の15分間は 体温測定・血圧測定・脈拍測定ですね 残りの15分間は 健康相談や雑談となっています」



「そのような システムです」



「この後半の15分の内 5分を 希望する患者さんへの オプションとして
 「ディープ・キス」へと 充ててみるのです



昨日 訪問看護師さんに 脈拍測定をしていただいたとき 手を握ってもらいました そのとき 得も言われぬ 気もちが 湧き上がってきました 



就寝時間を過ぎても 

いつもなら メンタル面での著しい低下に 苦しむのですが 昨夜は とても 穏やかな気もちになって メンタル面での著しい低下が 収まったのです」 



「そうだったのですね」



「希望者する 患者さんには もう1つ オプションとして 訪問看護師さんを 「指名」できるというのは いかがでしょうか

断っておきますが このプランには 確かに「風俗的」な面はありますが これは 
あくまで「医療行為」として行なうものです」

「普通のキスでは ダメですか」 
「ディープが いいです」



「実際のところ わたしたちのビジネスとは「風俗経営」に属するものだとは 分かっているんです・・・

ですから 突然の 提案に すっかり驚いてしまいました・・・

ところで 「ディープ・キス」には 患者さんの 気もちとしては どれくらいの 金額を お考えですか?」 




(所長さんの ビジネス魂が 釣れたかな・・・) 




「税込み5000円です 看護師さんの「指名」をするときには プラス税込み1000円です 後腐れのない「医療行為」としての「ディープ・キス」は いかがでしょうか?

わたしには 既に 指名させてもらいたい 看護師さんが 3人います」



「・・・まあまあの 金額設定だとは思います しかし現在よりも 収益は上がるのだろうか ところで コロナ対策については どのように お考えですか?「ディープ・キス」は 濃厚接触の極みになると思いますが」



「コロナ感染を危惧する 訪問看護師さんには 大変申し訳ないですが 退社して
いただきます コロナ感染を危惧しない

若い看護師さんは オーディションで 積極的に 採用をしていきます



・・・もしも わたしが 指名させてもらいたい 3人の 看護師さんが 
辞めてしまったら 本当に 悲しいのですが」



「・・・患者さん 応募者はいると お感じですか」



「おそらく いま 生活に 困窮している 若い看護師さんたちは とても 多いのではないかと 想像しています・・・」



「患者さん とても メンタル面での著しい低下を抱えているようには見えないです」



「そうかも しれませんね けれども このような 対話も 既に わたしに とっては 大切な 「医療行為」と なっています



この提案は 訪問看護を受けている すべての精神疾患者にとって「救済」になると 思っています



何より わたしは この数年間 病気のため 「ディープ・キス」など 経験できては 
いませんから」



「・・・それでは よく考えさせてもらいましょう 患者さん もしも よろしければ 
わたしたちの ビジネス・パートナーになって もらえませんか 一緒に考えて
もらいたい事など 多くあります」



「はい いまは オリンピックなど 観ている場合ではないと 思うのです
この プランの方が よほど 「平和の祭典」になると思うのです」



「その通りかもしれません わたし 今日は これで 失礼します
これから 早速 訪問看護ステーションのリニューアルについて 検討に 入って
みなくてはなりません

何か ありましたら メールか スマホで 相談させてもらいます」



「もちろんです 新人看護師さんの オーディションを行なう際には 必ずわたしも同席させてください」



「あはははは・・・」

「あはははは・・・」




・・・・・・・・・・




「承知しました わたしたち これからは 手を取りあって がんばって いきましょう」



「はい がんばって いきましょう」