盆波に乗せよ馳せよ

 

一条美由紀

 
 


その危うさは武器なのか、
それとも自由な思想のための踏み台なのか。
彼女は行く。
上手くいかないことを数えては忘れ、
淡い夢をしたたかさに変えて、、。

 


熱帯雨林の街
異常気象も慣れてくればなんとかなるさ
無敵な人間たちは今のひとときが楽しければ明日もチョロい
そして
未来への提言はいつもプラカードのままに終わる

 


誰かがいつもたくさん欲しがるから
誰かがいつも何か足りない