ノラ **

 

さとう三千魚

 
 


川沿いを

河口へ
走る

ナメクジがいた
カタツムリがいた

アスファルトの歩道にいた

歩いた跡は
銀色に光っていた

河口には
ノラがいる

風に吹かれてる

 

・・・

 

** この詩は、
2024年6月21日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第6回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

塩ブタ

 

工藤冬里

 
 

胸骨に点灯する自信超過の咳込む池の釣り人の、枠の中の服飾の自動的なギルティ
外され方に揺らぎがあり
独楽は止まるまで生きている
地に平和とドミートリィは叫んだ
布は裂け太陽は零れ落ちた
老人に知恵などない
何をしても喜ばれない
咳き込むだけだ
悪いことを止めるためにできることはあるだろうか
胸バラはとっくにベーコンになってしまった
蛍とも関係がある

 

 

#poetry #rock musician