一条美由紀
ハグする時のやわらかい髪が言葉を伝える
笑い合う瞳は生きていい許可のよう
幸せや愛は儚いからそっと手のひらに隠す
色々あるよね?
うん、休みなしに色々と事は起こる
疲れちゃって、もういいやと思うことある
うん、やめたいな、、と思ったりする
でもなんとかね、どうにかね、明日も行くんだよね
うん、仕方ないよね たまにいいこともあるしね
歩いていると
バラに
出会う
近所のヒトが
庭に
植えている
いろんな
バラが
いる
なにもかも
好き
になる
***memo.
2024年10月5日(土)、
京都 徳正寺 門前での”無一物野郎の詩、乃至 無詩!”第29回で作った107個めの即詩です。
タイトル ” なにもかも ”
好きな花 ” 近所のバラ園のバラ全部(いろいろな色) ”
#poetry #no poetry,no life
野に
ゆけば
会えるのか
野の
きみに
会えるのか
待っている
ここに
いる
***memo.
2024年10月5日(土)、
京都 徳正寺 門前での”無一物野郎の詩、乃至 無詩!”第29回で作った106個めの即詩です。
タイトル ” 動静 ”
好きな花 ” 野の花 ”
#poetry #no poetry,no life
過渡的であることに甘えきってぶら下がっているわけだがそれには二種類ある
前に寄せるか後ろに寄せるかのどちらかだ
それは曖昧なので共闘のふりができるがそれだけに厄介である
いつか追われ地下に隠れることになる
幼児期から迫害者の顔をして
原因も結果もない娑婆の中で
期限切れの缶詰を開け続ける
靴底から結果は上って来る
その時間を知ることはできない
#poetry #rock musician
くずれた
教会の
天使の
首の
飛ぶのを
見た
おんなの
からだのような
爆弾の
黒く光るのを
見た
のうぜんかずら
の花の
紅い
紅い
青空に
咲いていた
***memo.
2024年10月5日(土)、
京都 徳正寺 門前での”無一物野郎の詩、乃至 無詩!”第29回で作った105個めの即詩です。
タイトル ” 長崎 ”
好きな花 ” 凌霄花(のうぜんかずら) ”
#poetry #no poetry,no life
夏の初めか
坂の
多い街を
ぐるぐる
歩いたことがあった
汽笛が聴こえた
教会の鐘の音が聴こえた
風が吹いていた
街は
海を
抱いていた
夏の空に
二十六聖人たちが浮かんでいた
ピンクの針を集めて
眠ろう
すべての葉を閉じて
ゆつくり
眠ろう
***memo.
2024年10月4日(金)、
自宅にて、作った104個めの即詩です。
2024年9月16日に大阪でご依頼いただきました。
タイトル ” まいご ”
好きな花 ” ネムノキ ”
#poetry #no poetry,no life