ラジオのジングル ***

 

無一物野郎の詩、乃至 無詩! 116     yuki さんへ

さとう三千魚

 
 

山道を
歩いてた

どこまでも
歩いてた

どこまでも
いくよ

百合に
会いたい

胸のなかで
ジングルなった

 
 

***memo.

2024年12月14日(土)、
静岡市健康文化交流館「き・て・こ」の”き・て・こ祭”での”無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 第32回で作った116個めの即詩です。

タイトル ” ラジオのジングル ”
好きな花 ” 百合 ”

 

 

 

#poetry #no poetry,no life;

buried alive in blues

 

工藤冬里

 
 

線は流れて水母の足はひだりに曲がり
名付けなかった死は野良に過ぎ去り
芯の別れに「今すぐ会いたい」と
それには勝てるかどうか確かめないと
アサド屋ゆんたの文字は光りに
誰のものだろうひとは胎児は
投げ出されたスクーターが
音符のようにみぎうえに向かっている
無限の肋トンネルがつづき
青と白の大理石があった
gentilesのモリブデンが氷解し
部外者の埋葬の唐鍬はひかった
そしてスタカートを打つ

自分を自分のものと思い込んでいる時点で話はそこまでだ
自分の体や思考やレンタルした子供を自分のものと思い込み
シェアした車を汚している

 

 

 

#poetry #rock musician