猫の手 **

 

さとう三千魚

 
 

テーブルに
のった

えびせんべいの匂いをかいだ

それで
テーブルから降りて

いなくなった

猫の手は白い毛につつまれていて
まるかった

あの中に爪がある

 

・・・

 

** この詩は、
2025年2月21日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第14回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life