丘を下る **

 

さとう三千魚

 
 

向こうの
池の

ほうから
ヴァイオリンの

音の
する

まるい池の
蓮の葉の浮いている

丘を下る
丘を下ってゆく

子どもたちの声が聴こえる

遠い声
遠い声が

ママ
ママ

と言っている

 

・・・

 

** この詩は、
2025年11月1日 土曜日に、長泉町 クレマチスの丘にて開催された「やさしい詩のつどい」出張版で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life