猫ポイント **

 

さとう三千魚

 
 

足が
白い

白い足が過ぎてゆく

たまに
匂いをかいでいる

買物袋の前で
佇ちどまる

幸は
どこにあるのか

わからない

白い
足で

歩いていく

 

・・・

 

** この詩は、
2025年11月28日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第23回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

つめたいまくら ***

 

無一物野郎の詩、乃至 無詩! Part2 016     sino さんへ

さとう三千魚

 
 

山道を

歩いていった
登っていった

わからなかった
なにも

わからなかった

白い
ユリは

いた

おまえは
わたしだ

白い
白い

おまえだ

 

***memo.

2025年11月22日(土)、
一箱古本市の日に、
静岡市北街道「水曜文庫」で実施した、
“無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 第44回、第2期 16個めの即詩です.

タイトル ” つめたいまくら ”
好きな花 ” ユリ(白い) ”

 

 

 

#poetry #no poetry,no life;

幸せの ***

 

無一物野郎の詩、乃至 無詩! Part2 015     tamaki さんへ

さとう三千魚

 
 

いつまでも
見ていた

いつも
見ていた

なんども
押し寄せてきた

白い
波だった

ボレロ
わたしの花

ピンクの花芯を
抱いていた

 

***memo.

2025年11月22日(土)、
一箱古本市の日に、
静岡市北街道「水曜文庫」で実施した、
“無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 第44回、第2期 15個めの即詩です.

タイトル ” 幸せの ”
好きな花 ” バラ(ボレロ、白い) ”

 

 

 

#poetry #no poetry,no life;

空 ***

 

無一物野郎の詩、乃至 無詩! Part2 014     manami さんへ

さとう三千魚

 
 

みてた

いつも
みてた

空を見上げてる

サクラの花の
咲くのを

見ている

遠くから
ずっと

見ている
ヒトがいる

 

***memo.

2025年11月22日(土)、
一箱古本市の日に、
静岡市北街道「水曜文庫」で実施した、
“無一物野郎の詩、乃至 無詩!” 第44回、第2期 14個めの即詩です.

タイトル ” 空 ”
好きな花 ” 桜 ”

 

 

 

#poetry #no poetry,no life;