貨幣について、桑原正彦へ 26

 

昨日は
信濃町の駅で降りた

若い頃
ここに女と棲んでた

男の仔が生まれた

信濃町で
井上洋介さんの絵をみた

死体の横で
女たちが犯されていた

街が真っ赤に燃えてた
鬼が開いた女陰に合掌していた

今日
午睡から目覚めた

サイレンが鳴りひびいていた

 

 

 

貨幣について、桑原正彦へ 26」への2件のフィードバック

  1. 大変に、ありがとうございます。

    井上洋介さんの曝け出す作品に参りました。

    自分の詩には、
    ストッパーがかかってるなと感じる時があります。

    制度なんでしょう。

    無茶苦茶な詩を書いてみたいと思いました。

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