さとう三千魚
向こうの
池の
ほうから
ヴァイオリンの
音の
する
まるい池の
蓮の葉の浮いている
丘を下る
丘を下ってゆく
子どもたちの声が聴こえる
遠い声
遠い声が
ママ
ママ
と言っている
・・・
** この詩は、
2025年11月1日 土曜日に、長泉町 クレマチスの丘にて開催された「やさしい詩のつどい」出張版で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life
向こうの
池の
ほうから
ヴァイオリンの
音の
する
まるい池の
蓮の葉の浮いている
丘を下る
丘を下ってゆく
子どもたちの声が聴こえる
遠い声
遠い声が
ママ
ママ
と言っている
・・・
** この詩は、
2025年11月1日 土曜日に、長泉町 クレマチスの丘にて開催された「やさしい詩のつどい」出張版で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life
小高い
丘の上に
いる
お母さんと
ぼくと
いる
丘の上では風が吹いて
お母さんの
髪がゆれる
ぼくの髪もゆれる
丘の上で
お母さんのおにぎりが食べたい
・・・
** この詩は、
2025年11月1日 土曜日に、長泉町 クレマチスの丘にて開催された「やさしい詩のつどい」出張版で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
生きているたあ死にたいてことさ
死にたいてのは生きてるてことさ
※ 夏目漱石「三四郎」
#poetry #rock musician
遠くを見てた
本棚の
上にいた
座っていた
まるく澄んだ眼は
遠くを
見ていた
遠くにいる人がいる
遠くに行った人がいる
白と黒の
毛皮を着ていた
・・・
** この詩は、
2025年10月24日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第22回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。
#poetry #no poetry,no life
まあるい顔をニコニコさせてるコミヤミヤ
突如、ギュンッと
左足を勢いよく蹴り上げた
足の先にあるのは
やっぱりまあるいこかずとんのニコニコ顔
あーぶない、あぶない
慌てて2人を引き離す
蹴られそうになってもずっとニコニコ
顔を見合わせるようになってきたコミヤミヤとこかずとんだ
相手の体に触れるようになってきたコミヤミヤとこかずとんだ
指にも力がついてきて
相手の服をぎっと掴んで
引っ張る
引っ張れば
肘ガクン揺れて
体傾く
傾いてニコニコ
ずり這いずり這い
寝てる相手の上を
戦車みたいにずずずっ乗り越える
見下ろす顔ニコニコ、見上げる顔ニコニコ
あーぶない、あぶない
手加減ってのを知らないからな
並んで仰向けに寝て
鳴き交わす小鳥みたいな仲だったのに
今や相手に向かって、突如
ギュンッ
挨拶
顔と顔ニコニコどっきんこ
あーぶない、あぶないぞ
手加減知らない挨拶だ
蹴って蹴られて
ニコニコだ
もうだいじょうぶ
(ここにはずっとなにもおこらない)
はねられて
空に埋められた子どもらを
(わたしはみた)
老いた信号機のもと
ひかりの色を思い出そうとしているが
あおも
きいろも
くらしているだけではみることはない
わらいながら
路は急に深くまがり
空は
子どもらの
とまった呼吸でもういっぱいだ
(それを轢いた)
そのことが公園なのだ
昨日かな
昨日だな
朝には
近所の人たちと
小川の土手の草刈りをした
昼前に
帰って
朝ごはんを食べた
女に駅までクルマで送ってもらい
東名高速バスに乗った
バスから
由比の海を見た
いつもそうする
いつも
由比の海を見る
遠く雲の下に半島が浮かんでいた
灰色の海の上に青い半島が水平に伸びていた
中野では
ギャラリー街道で
佐藤春菜さんの写真を見た
写真には人びとがいて
街があった
お母さんの皺だらけの手が水平に伸びている写真があった
荻窪の公会堂では
高橋悠治さんの曲 “この歌をきみたちに” を聴いた
この曲は3楽章に別れていた
“きみたちは解放の道をあゆむ”
“ラレスに会いにきて”
“幸福の歌”
ここにも
水平があるように思えた
道があり
生があり
夢がある
“この歌をきみたちに”を聴いていた
なんどか眠りそうになった
そこに懐かしい水平があった
水平な夢があった
#poetry #no poetry,no life
見通せないようにしてもらっている
理解できないことに感謝する
不意に立ち去るのは失礼
もう声で実現している
あ、この人も声が戻っている
誰と再会するっていうの
大木裕之に再び会うのは誰
こりゃ言ってみりゃ肉の塊
落とし込まれたモオブの窪溜まり
転がる色わだかまるただ乗り
言葉が何かも分かってないのに
太陽も月も夜もないのに
受け取ってもらえるらしいアレンジ
模すとすれば大きなオレンジ
ジレンマ抱えてConstant sorrow but
Continuous peace peace peace peace
育ててくれたナミオに感謝
期待するのはバイデンの恩赦
聞き倒したのは敗戦後のdoowop
自分より高い大きな岩の上で
#poetry #rock musician