山崎方代に捧げる歌 12

 

明け方の酒はつめたく沁みわたるこれも供養というものなのだ

 
 

夜中に
目覚めた

枕元の
茶を飲んだ

もう
朝になる

月が青空にいる

白く
いる

昨日は長崎に原爆が落とされた日だった

長崎では
飛ばされた石の天使の首をみた

教会の鐘が鳴るのを聴いた

 

 

 

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