さとう三千魚
北の
街の
駅の
前の
人びとのまえ
歌ってた
潮騒のメロディー
歌ってた
きみは
眼を瞑って
歌った
あの年の
夏
流された街を歩いた
長崎の街も
歩いた
福生の街を歩いた
のも
夏だった
すべて流されてしまった
きみは
眼を瞑った
うっとりした
うっとりしてた
きみは
流されてしまった
なにもない
歌がない
歌しかない
きみは歌うしかない
*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.
#poetry #no poetry,no life