brevity・簡潔

 

さとう三千魚

 
 

雨だった

女と
墓参にいった

モコは
家で待ってた

墓前で線香を焚いた

けむりは

低く
青く

たゆたった

霊園の裏山は濃い緑だった

中腹から
雲がかかり

裏山の

天辺は見えない

義母の
見開いた瞳を憶えている

 

 

*タイトルは、twitterの「楽しい英単語」さんから引用させていただきました.

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

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