ひらく

 

無一物野郎の詩、乃至 無詩! 05     sumire様へ

さとう三千魚

 
 

みたことが
ある

みたことが
あった

紅い色の
花が

風に吹かれていた
ゆれていた

紅い花
散っていった

風に
舞った

枝に棘を残して
いった

 

 

memo.

2022年5月28日(土)、静岡市の水曜文庫という書店で行ったひとりイベント、
「無一物野郎の詩、乃至 無詩!」で作ったいつつめの詩です。

お客さまにお名前とタイトル、好きな花の名前を伺い、その場で詩を体現しプリント、押印し、捧げました。

タイトル ”ひらく”
花の名前 ”ブーゲンビリア、紅い”

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

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