また泣いてしまったょ

 

無一物野郎の詩、乃至 無詩! 16     kyoko 様へ

さとう三千魚

 
 

たわむれていた

はじめは
じゃれて

戯れていた

男と
女が

いた

水辺にいた
寝そべっていた

駅があり
駅舎があり

戦争があった

草原があり
雪の草原があり

ひまわりがあり
見渡すかぎりのひまわりの草原があり

女も
男も

年老いていった

ひまわり
揺れていた

 

 

memo.

2022年8月29日(月)、自宅にて、
「 無一物野郎の詩、乃至 無詩!」として作った詩です。

お名前とタイトル、好きな花の名前を伺い、その場で詩を体現しプリント、押印し、お送りしました。

タイトル ”また泣いてしまったょ”
花の名前 ”ひまわり”

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です