さとう三千魚
朝には
事務所に
忘れていた
年末調整の書類を届けた
帰って
机の前で
ぼんやりしてた
ふと
ゴンチチが聴きたくなり
CDを聴いた
最後の方
16番に
アート・リンゼイが歌っている
なんども聴いたのに
忘れていた
アート・リンゼイは若い頃に聴いた
顔が死んだ義兄に似ている
アレクセイ・リュビモフにも似ている
夜が来て光を分ける *
ただ繰り返し *
反省し *
ただ *
気を紛らわせておくれ *
夕方に
海を見に行った
マリーナ横には
釣り人たちがつどっている
糸を垂れて
おしゃべりしてる
野良も釣り人たちといる
鷺も餌をもらいにくる
青い波が穏やかに揺れている
青い波がいくつも揺れている
*アート・リンゼイの詩「templo」の一部をgoogle翻訳しました
#poetry #no poetry,no life