猫が飛ぶ **

 

さとう三千魚

 
 

猫のいる本屋にいる

冬の夜に
そのひと

ねずみの絵本をもってくる *

猫のいる本屋で

ひとびと
ねずみの歌をうたう

猫は
本棚に飛びのる

ここではねずみの声を聴かない

 

・・・

 

* “ねずみの絵本”とは、レオ・レオニ「フレデリック」(訳 谷川俊太郎)のこと。

** この詩は、
2025年1月24日 金曜日に、書肆「猫に縁側」にて開催された「やさしい詩のつどい」第13回で、参加された皆さんと一緒にさとうが即興で書いた詩です。

「やさしい詩のつどい」一周年の日でした。

この日はK山さん、猫ままさん、O崎さん、O村さん、O村さん奥さまという強力なメンバーに集っていただきました。

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

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