今朝
道に落ちてた
スカーフは
透けるような
桃色の
女のヒトの
首に巻かれていたのだろう
まるまって
汚れていた
だれも拾わない
橋を渡るとき
霧の向こうに川崎のビル群が浮かんでいた
煙突から白い煙が上がるのを
電車から見ていた
今朝
道に落ちてた
スカーフは
透けるような
桃色の
女のヒトの
首に巻かれていたのだろう
まるまって
汚れていた
だれも拾わない
橋を渡るとき
霧の向こうに川崎のビル群が浮かんでいた
煙突から白い煙が上がるのを
電車から見ていた