trash くず ごみ

 

風鈴が

ゆれて
いる

蝉たちは遠く鳴いている

日射しを浴びて緑の葉の揺れて
いる

そのヒトは
道端の草を食べたと言っていた

売られていく牛をみて泣いたと
言っていた

あれから三十年も生きたのか

捨てられて光っていた

屑たち
光っていた

 

※7月24日、たこ八郎さんが亡くなって30年が過ぎた.

 

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