そんな長い剣をどこに、のろけ話でごめんなさい。

 

鈴木志郎康

 

 

ブオーッ、
ブオーッ、
ブオーッ。
まっ、麻理、
そんな長い剣をどこに、
隠してたの。
それで、
わたしを刺し殺すの、
わたしは麻理に刺し殺されるの、
悔しいけど、嬉しいような。
これがわたしの愛なんだ、
これがわたしの愛なんだ。
麻理は、
わたしを刺し殺して、
猫のママニを抱いて、
黒い馬に乗って行ってしまったっす。
ブオーッ、
ブオーッ。

ロマンチックざんす。
いいざんす。
志郎康さんが、
眠り際に見た深あーい、
思いざんすね。
でもね、
麻理さんは、
剣で刺し殺すなんて
いやーねえって言ってるざんす。
のろけ話でごめんなさい。
ブオーッ、
ブオーッ、
ウッフー。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です