幸福論

 

みわ はるか

 

 

久しぶりにポカポカ陽気につつまれた今日。
今だと言わんばかりにベランダに布団を干すことにした。
おもいっきり陽の光を浴びてふっかふかになってほしい。

幸せとは何なのか。
幸せとはなんだと思うのか。
最近ある人に聞かれた。
そのときはとっさのことで上手く答えられず「わからない。」としか言えなかった。

ある新聞記事の特集でこんなことが書いてあった。
世界には色んな人種、宗教、文化、考え方、食べ物があるけれど、不幸だと感じることは共通して「孤独であること」なんだそうだ。
孤独と感じる状態に陥るとものすごく心が寂しくなるのだそうだ。
確かにぽっかり穴があいたような気持ちに苛まれるのかもしれない。
だとするなば、その反対である幸せとは…。
自分のことを理解してくれる人の存在が在ることなのではないだろうか。
何か隠しながら付き合う人ではなくて、全てをさらけ出して信頼できる人の存在。
そんな人と面と向かって話す。
そんな人と食事を共にする。
そんな人とスポーツをする。
なんだっていい。
そんな人の存在が一人でもいることが幸せなんだと思う。

25才、春、この時点でわたしはそう考える。

 

 

 

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