工藤冬里
目を屡叩せて白人のインドはヒンド
易経の越境
死と契約を結び墓と協定を交わした
鮫の激流が通り過ぎる時も元の森の湿原までは来ない
月六ペンス副はうそを避難所とし偽りの中に身を隠したので
悪阻の原に試された石を植える
百十の王の綱を張りここで一句
正しさの水平器を置く頻度
雹が偽りの避難所を一掃し水が分離派建築を押し流す
インドアヒンディーシャーマンの死との契約は解消され墓との協定は無効になる
下口の鮭の代わりに鮫の激流が通り過ぎる時押しつぶされる墓川の
一度閉じた眼は開くことはなかった
家族を守る大義など下流に流され
石を剥がすと元森のお爺さんが饐えた菊のようになって
白くポキポキしていた
齶田の乳頭温泉郷で
死んだ人に再会する
ミシンの影
正しさの水平器を置く頻度
#poetry #rock musician