さとう三千魚
どこにも行かなかった
今日は
憲法記念日
晴れていた
息を
吸ってた
息を吐いてた
“われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する” *
今日も
どこにも
いかなかった
庭の
柊の
枝の葉の
尖ってた
指に
棘
刺さった
柊は
ひいらぎ
葉に
棘があり
英語で
hollyと綴られる
基督の
棘冠の葉
には
棘が
あり
花は白かった
ひいらぎの
花
白い
梢の下から
花
見上げていました
あまい香りがした
あまい香り
した
陽水が
歌っていたな
“夢で逢いましょう”って
歌って
いた
な
な
“夢で逢いましょう”
“夢で逢いましょう”
陽水が
歌っていた
* 日本国憲法前文より引用いたしました
・・・・・
日本国憲法 前文
日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。
これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらはこれに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有することを確認する。
われらは、いずれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従うことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけて、全力をあげて崇高な理想と目的を達成することを誓う。
日本国憲法(1946年11月3日公布)
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/shiryo/dl-constitution.htm
#poetry #no poetry,no life