マリア・ユーディナの
平均律ピアノ曲集 第1巻第22番を聴いて
朝となりました
わたしには
語るべきコトバがありません
ひかりの後に
西の山が
薄い青空に青く浮かんでいます
小鳥たちが
鳴いています
虫たちが鳴いています
蝉も鳴きはじめました
マリア・ユーディナのピアノを聴いて朝となりました
マリア・ユーディナのピアノを聴いて朝となりました
語るべきコトバがありません
マリア・ユーディナの
ピアノは
ただひかりを受けているように聴こえます
ただひかりを受けているように聴こえます
語るべきコトバがありません
語るべきコトバはありません
コトバは沈黙のカタチをしていました
コトバはひかりのカタチをしていました
※この作品は以前「句楽詩区」で発表した作品の改訂版です。