松田朋春

 
 

名刺をうんざりするほど捨てた
すっかり捨てても
まだ出てきた
シュレッダーに通す
意外なくらい
顔を思い出した
もう
思い出さないだろう

すずめのひな
すて犬
かめ
魚たち
くわがたとかなへび
逃げていったひよどり
大切な犬と猫
これですべて
忘れない

後ろで扉が閉まる
ひとりだ
深呼吸をひとつ
そしてほほえむ

 

 

 

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