工藤冬里
なることができないからなりすましている
選択肢は幾つかあった
永遠の命と引き換えの享楽などない
地下鉄東西線は地上ではお弾きみたいに溶けている
角の席では小判がお弾きみたいに透明になっている
弾き飛んだボタンは月ではなかった
白黒逆転させると地球が映っていた
散弾銃から弾け飛んだのは
ボタンではなく恥だった
全ての顔は一緒だった
全ての子供は右翼になった
ボタンダウンしか売ってなかった
国盗りゲームはなかった
戦国時代はなかった
江戸時代はなかった
言ってみれば今が戦国
過去は未来が決めていた
未来が過去を決めていく
家猫が満足するように
ドームの内側で自足していた
外は氷だったが
暗くて見えなかった
疲れるまでやる気だ
昆虫は食うな
抗生物質漬けの
食糧危機は温暖化ビジネスなのでザレパテ方式で行くこと
鯖缶の株とか上がってるんじゃない?知らんけど
代替食糧、虫とか人造肉とかの企業
あとは安い暖房
#poetry #rock musician