今井義行
雪化粧の国道を横切った、swan(アタシ)
真っ白の、風の、吹く
夜明けは……さっむいな
白鳥の、群れの、舞っています──
走らせてきた
クルマを
国道の路肩に停めました……
ほら…Fのロマンスのテーマ…
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編(あ)んでます*
感動、し、たの…………中学生!
ありきたりでも変われる感動!
思えば化粧化粧の日々でした!
どんどん呑まれていきました!
アタシ……アタシ、は…をんなになりたかったのかなあ
……………
swanっていうのは、アタシの🆔*
swanっていうのは、アタシの🆔
普段の、swanは、
59歳独身の、
あごの、たるんだ
……ジジィ
でも……今日は、約束通り
精いっぱい
着飾ってきた、アタシ……
雪化粧の国道を横切った、swan(アタシ)
真っ白の、風の、吹く
夜明けは……さっむいな
白鳥の、群れの、舞っています──
走らせてきた
クルマを
国道の路肩に停めました……
ほら…Fのロマンスのテーマ…
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編(あ)んでます
感動、し、たの…………中学生!
ありきたりでも変われる願望!
思えば化粧化粧の日々でした!
どんどん呑まれていきました!
アタシ……アタシ、は…をんなになりたかったのかなあ
……………
swanっていうのは、アタシの🆔
swanっていうのは、アタシの🆔
普段の、swanは、
59歳独身の、
あごの、たるんだ
……ジジィ
でも……今日は、約束通り
精いっぱい
着飾ってきた、アタシ……
遠目には、ご婦人に見える筈。
アレヤコレヤ着てみたものの
アタシ;;ブランドなんてどうでも
いいです……
お気に入りの white dress
その上に black coatなんて
羽織っているけど…さ…
どーしても……
クマ🐻みたいになっちゃう💦
路肩に……
たたずんでいる
23歳の、おんなの仔に
swan(アタシ)は、言った
「cinnamon。ちゃん?」
「swanさん?
オネェちゃんみたいで
だーいすき……よ!☺」
それから、
アタシは、言ったのよ
「アタシの膝に
きて顔を埋めてご覧、
cinnamon。ちゃん」
「swan(オネェ)ちゃん!」
「それから……、
お膝。舐めて、ね……」
アタシは…その仔…に言う
ペロペロペロペロハフハヒハヒハヒ……
会うのは、何度目かなあ……💓
普段の、アタシは、
59歳独身の、
あごの、たるんだ
単なる……ジジィ
でも……今日は、約束通り
精いっぱい
着飾ってきました
cinnamon。っていうのは、その仔の🆔
23歳に……なった、ばかり!
cinnamon。っていうのは、その仔の🆔
きらきら✨冬景色の中に輝いてるわ
アタシは、女装家で、アタシ…を
やってます、ということ……
アタシ;;; ブランドに長けてないけど
黒コーデの、上手な
「cinnamon。ちゃん!」
と、アタシは、車内で話します……
雪化粧の国道に横たわる、(アタシタチ)
真っ白の、風の、吹く
夜明けは……さっむいな
白鳥の、群れの、舞っています──
「こんなアタシだけど…良いですか?
……愛してる……!」
「愛してる!オニイちゃん!」
cinnamonちゃん。の
良いところは、ね……
ヒトは本質ですよッて
教えてくれるとこ💦
たぶん……そーいう思想だと思う。
そうじゃなきゃあ……
わざわざ女装爺のとこ
なんて来るわけねえだろう?
ホホ、アタシを選んでるんだからね!
😂✌🙋
swan(アタシ)は、
その仔、
23歳……cinnamon。ちゃんと
特殊パブ「クロス」で
出逢いました。
cinnamonちゃん。は、小柄で
オッパイは(.人.)いえ……
……小ぶりで、ね
🟤茶色のますく🟤
好奇心旺盛に周りを見てたわ。
そーして、目が合ったのね!
ピクピクピクピクピクピクピュー-ッ
母乳が噴き出すような喜び!
お互いに、一目惚れ💞かなあ
年の差婚したくなるような…
cinnamonちゃん。は
アタシを、褒めてくれます。
「見た目、をんな👩で
カラダ、をとこ👨って、とこがお得!
penisも、あるんだね!
子どもだって
作れちゃうもんね!」
変質姉妹……。は、
妄想で、ぐじゅぐじゅしないで
なまみでやるにかぎる──
………………
新宿「クロス」で会っては、
特別室を借りて……朝まで
愛しあったわよ……西口で
そこには、ベッドの他には……和式便器のみ聖櫃で良かった……、
「アタシ……には、オマンコが
あるし……オニィちゃんには
リッパな、オチンチンが
あるわけ。でしょ、」ピクピク
「lesbianやhomosexualなんてさ
純正マンコと純正チンコで
やるだけだもの……
ひねりがないんじゃなーい?」ピクピク
「それに、オニィちゃん……幾ら
剃っても、胸毛が生えてきて
ステキだよーー!」
「cinnamonちゃん……。😢」
lesbianやhomosexualなんてさ
カレラの🆔は、
monotoneじゃ、ないかしら?
ツマランナァ…………アラ、そのスジの
方々ゴメンネッ!」
「カーセックス、カーセックス!
古典的だけれ、ど…それ…って
お得で良いよ、ねー!オネェちゃん!」
「cinnamonちゃん。やろッ!
アタシタチ……のこと みーんなに
見て、いただける、ように…」
「うん……オネェちゃん!
洋服の、脱がせっこ、しよ…」
ほら…Fのロマンスのテーマ…
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編(あ)んでます
さあさあ、お話し進めます……
さあさあ、お話し進めます……
「あのね……オネェちゃん……
今日、cinnamon、生理中、だよ?」
「アタシ……は、構わないわよ!」
「ホント?オネェちゃん……?」
「ホントだよ!cinnamonちゃん。」
「そんなこと言ったら
アタシなんて……持続勃起だよ💢😡」
「ごめんね……オネェちゃん。
パンツ、ズラシテ。クダサイ……」
アタシ……は、cinnamonちゃん。の
剛毛がはみ出しちゃってるパンツを
ジリジリ、ジリジリ……ズラシテ。いったわ。
「オネェちゃんも、パンツ脱いで!」
「その前に……オッパイ……行こ!」
cinnamonちゃん。は、自分で自分、
の、ブラジャーはずしたわ!
スレンダーなカラダなのに大きな
乳首。まだ…噛んでもいないのに。
「cinnamonちゃん。どうして……
女の子ッて、生理中…嫌がるの…?
お祝いごと……なんでしょう……?
不思議で、仕方ないんだけど……」
「だって、お相手のカラダ、
穢しちゃうんじゃ、なーい………?」
「そんなこと、ないですって……!
好きな、をんな、とならばさッ……
そんなこと…なーんでもないって」
「そーかな。そーなら嬉しいな💝」
「じゃあ、cinnamonちゃん。
これから、ゆっくり……オマンコ
やろうか?」
「オネェちゃん、やろうやろう!」
「お嬢さんッ、やろうやろう!」
そうして、cinnamonちゃん。は
自分のオマンコをベロッと拡げた
「はい。生理中のcinnamonの
オマンコをやっちゃって欲しい」
「……ああ、血だらけで、綺麗」🙆
「……そんな風に言ってくれるんだ……」😳
「ここが、cinnamonちゃん。の
clitorisだよね。salmon pinkだ!
一生懸命、舐めるから……
もっともっと……肥大させようね」
「うん……オネェちゃん!そうする!
オネェちゃんのオチンチンも早く早く」
「あー、cinnamonちゃん。
アタシの…口の周り…きっと真っ赤ね?
口べに……要らずネェ……」
「よーし!生理中のcinnamonちゃん。
の、オマンコと、充血中のアタシ……のオチンチンが、合体します!」
アタシ……は、婦人モノ……パンツから
勃起した、オチンチンを引きずり出して
cinnamonちゃん。のアナに
ツッコミ……ツッコミ……していった!
「リッパな、アナだねえ……
このsalmon pinkのアナから……
オシッコがシャーッて出たり
経血がベッタリ出たり、赤ん坊の頭が
ジリジリジリジリと…出たりするわけだ」
「そーいうわけだ。オネェちゃん!😳
出したり入れたり出したり入れたり
好きにしてください……ね!!」
「生理中のcinnamonちゃん。の
オマンコに、精子、ブチ込むよ!」
「溢れたぶんは、ぜーんぶ飲むねッ」
「cinnamonちゃん。がアタシ……の精子
ぜーんぶ飲んでくれるんだったら……
アタシ……は、cinnamonちゃん。の純粋……な経血…………ぜーんぶ、飲んじゃう、よ、」
(アタシタチ)の、セックスは……スッゴイにおいが
した…………。
ほら…Fのロマンスのテーマ…
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編(あ)んでます
さあさあ、お話し進めましょう……
さあさあ、お話し進めましょッッ……
「ファイト、オー💞」
23歳なのに……何となく古典的な
掛け声の、cinnamonちゃん。
クルマの中で大股、拡げて
cinnamonちゃんはね。進むの……進むのよ……!!
アタシタチの、セックスは……スッゴーイ、においが
した…………。
………………………………
〈付記〉
その後……アタシは、クルマから
cinnamonちゃん。を引きずりおろして
cinnamonちゃん。の頭を
思いっ切り……スイカ割りしたのよ!
愛していますから、ね?!ェヘ
「しあわせ😋ですゥゥッ」ッて
cinnamonちゃん。は…啼きました。
cinnamonちゃん。の頭は、冬景色に
パックリ割れて……さ。
月経経血よりも、もっと激しく
血を流したのさ…………!!
まさか(笑)(笑)死んじゃった…んじゃあんめいな…?!ははは!!
* 冬景色または不届者
* 阿久悠「北の宿から」
* その🆔は、どこから来てるのかと尋ねる
向きもあろう。しかし詩中へ問うのは野暮。
swanなんだから、swanなんである。なんてどうでも
いいです……
🌟「存在」って、もんをさ…………
確かめたかった、だけなのよ……!
(アタシタチ)の、セックスも……そゆこと!
ありきたりの詩のように始まった出だし四行が、詩に対する期待感を抱かせたところがとても良かったと思う。その後は、性の倒錯の多分ありきたりの話が進行するのだが、その中で、北帰行を感じさせる点がドラマ性を帯びていると思った。この詩は、このままでどうやって仕舞までこの詩を進展させるのだろうかと、思わせる運びも良かったのではないか。最後に、付記でドラマが用意されていて、それで一編の詩として成立したように思った。どこかしら乾いた北帰行ということを思った。そういう風が今の世の中に、もしかして吹いているのではなかろうかとも感じられた。
武藤さん。ご感想等、どうもありがとうございます。この詩については、やはり付記の存在が大きく働いているのではないかと、自分でも感じております。