工藤冬里
1
雲が雨になる時
雲が水滴に膨らむ時
愛が水滴にまで膨らむ時
経験を積んで
雲が経験を積んで
経験を積んだ雲が水滴にまで膨らむ時
経験を積んだ雲が老人のように水滴にまで膨らむ時
さまよう人も惑わす人も水滴にまで膨らんで
経験を積んだ老人のように
さまよう雲も惑わす雲も
経験を積んだ老人のように
水滴にまで膨らんで
舌で確かめる
経験を積んだ老人のように
さまよう雲も惑わす雲も
水滴にまで膨らんだので
舌で確かめる
経験を積んだ老人のように
さまよう雲も惑わす雲も
水滴にまで膨らんだので
それを舌に確かめると
正しさに意味はなかった
意欲と力の両方の
経験を積んだ雲のように
さまよう老人も惑わす老人も
水滴にまで膨らんだので
それを舌で確かめると
正しさに意味はなかった
意欲と力の両方をあたえられなければ
意欲と力の両方を与えられ
意欲と
意欲desireだけではなく
経験を積んだ雲のように
さまよう老人も惑わす老人も
水滴にまで膨らんだので
それを舌で確かめると
正しさに意味はなかった
desireだけではなく
powerが与えられなければ
雲は雨にならなかった
2
立って聞く
柿色の
溶血
の時節
病葉は
緑が混じり
預言には
柿色が混じる
悪人は
居なくなり
死は
なくなる
暗いところで
かがやく艶の
陰影を
立って聞く
益
それは
伝えられた色
結末を初めから
予告する色
次に
既に知っている通り
個人的解釈ではない
ムクムクと
山の威厳
振られる全農の脂肪
直接的な答えはこうだ
白について証言することが目的である
中心テーマは子孫に関して語られた
頭を砕くことを念頭に置き
それで
いっそう確かなものとなったのは何故か
作り話のようにして
実際に見たのです
画像奥に白は居ます
左右に立つ歴史に語りかけます
根拠を立って聞いたのです
明星は
日の出前に東の地平に最後に上る
視野を狭めれば柿は照らす
白が思考を守る
干して備えが出来る
雹のような干し柿が落ちる
雹のような愛が落ちる
突然滅ぼされることになる
緑の宣言が彼女を焼く
ネタニヤフは襲われるという作り話を
前もって教えよう
山を見て雲を見ていなかったことに気付くために
#poetry #rock musician