葉跡 投稿日時: 2023年11月21日 投稿者: michio sato 原田淳子 木陰に 迷子になったぼくのこころが光っていた あどけない色をして 知らないこどものように 雲が船になったと、 風の便りが届いた 捻れて萎んだ朝顔は 青い螺旋 空へ還る階段 冬がくるまえに おやすみなさい ぼくも こころのきみと船にのるまで 太陽をうたい 月を枕に 葉のしたで揺れていよう