工藤冬里

 
 

目薬を差した翌朝
失敗した祈りを終えた黄色の人の目を見ている
桜の目は愛していない者にも届く五芒
男性形なのに母
主語が何回も出てくる悪文のように
銀河の私小説は五芒を引き寄せた桜の顔であった
父でも母でもないものに今年も届かなかった
動物の番を救いたいのなら人間も、と大木は察した
終戦のために手放さなければならない3つのものは力、立場、名声であった
父でも母でもないならそれは究極のLGBTQだ
そう察して、、、

 

 

 

#poetry #rock musician

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