You know

 

爽生ハム

 

 

新しい 家族になろうとする人は手に 皺がよっていて、

家族づくりは自由で傲慢で、ハレンチな設計をした 遊歩道のようだった。

遊歩道に凡ゆる妻と夫を招きいれ、不信がっても、

思いこみでしかなく 私達は祝福する のみでしかありえない あからさまな他人様。

インディアンを差別するのも、そう 思いこまれるのも、自由で

十字架のシルエットに背比べを挑み、鋭角な肩パッドへと 私は、成長していくのであった。

左胸と左腕の 空洞に預けた赤ン坊がタバコのように煙りとなり、

ゴシックではない やつれ顔に痰が絡むが、思いこみに過ぎなかった。

差別を口にした口に異臭が漂うのは 思った経過に過ぎなかった。

私や私達、あそこに消えていった、新しい家族 になろうとする人は、

古めかしい物から離れた分、
切り口の境目は整形した鼻のように くっきりと目立つ。

切り口は いつしか、赤ン坊を抱いた空洞のように、深く浅はかに刺激を受けて誕生していた。

目に見えてもいいが、目に見えないように あてがわれている、
まわりくどい誕生。誕生の目が外部に晒されて、目を虚ろに届けあった。確かな微笑みに安堵したことは忘れない。
誕生の後ろに滅亡がどう? とかのSFではない。滅亡の需要に対して誕生の供給で 遊歩道は続いていく。

勝手に 決めます ごめん。
どこか、からの帰り道で見つけた灯りが定説なら、闇夜は 手を繋いで歩くほど私達や私は発光するのであった。

新しい家族になろうとする人は戻ってこれる。よろける体に、手が受け止めようと反応した。
あの、感度を摂取することに敏感になろうと、私は努力する。切り口は塞ぐようにして撫でる。撫でた手から摂取して傲慢になるのだし。

 

 

 

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