封を切る

 
 

さとう三千魚

 

昨日
ユアンドアイだった

ユアンドアイというのは
志郎康さんが名付けた詩人の集まりだった

志郎康さんはいないから
いまは

zoomでやってます

昨日は
日曜日で


女は

エアロビに行き
それから相撲の力士の会で東京へ行った

午後から
参加者の詩をプリントした

今日は
月曜日

花粉なのか
空が霞んでいた

昼には
港の郵便局で手紙を投函した

海を見てきた

帰って
瀧口さんの論文「鈴木志郎康<プアプア詩>における詩と詩人」を読んでた

志郎康さんの言葉が引用されていた

「つまり、私の場合は、自ら言葉に封をすると同時にその封を切ってしまうように消費するのだ。この過程が私の詩作行為だと考えられないだろうか。言葉に封をするということは、言葉に一般的な意味が流入するのを止めてしまうことなのだ。」*

午後に
広瀬さんのブロック塀の写真を見てた

高円寺だった
2020年11月だから

感染が広がっていただろう
マスクをしていた

あれから
何年が過ぎたのか

今朝
秋田の詩人から

手紙が届いてた

封筒の中に手紙と
小6の娘さんが描いたカードが入っていた

クレヨンで描いたのかな
橙色の蜜柑がふたつ並んでいた

手紙の封切った
封を切ってひらいた

 
 

*瀧口遼真さんの論文「鈴木志郎康<プアプア詩>における詩と詩人」より引用しました.
https://beachwind-lib.net/?cat=73

 

 

 

#poetry #no poetry,no life

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