春に
生まれた
56年が過ぎて
母を
見舞った
雪原のむこうに
山々はあり
雪原のうえ
空は
ひろがっていた
雲が浮かんでいた
誰にでも空はあるだろう
そこにいた
そこに投げられていた
56年が過ぎて
なにもわからない
今日が
ひろがっていた
春に
生まれた
56年が過ぎて
母を
見舞った
雪原のむこうに
山々はあり
雪原のうえ
空は
ひろがっていた
雲が浮かんでいた
誰にでも空はあるだろう
そこにいた
そこに投げられていた
56年が過ぎて
なにもわからない
今日が
ひろがっていた
午前中の病院で診察を待っているときに、この詩を読み、いま涙が止められません。
うえまつまさと様
詩を読んでいただいて、
ありがとうございます。
この小さな詩がうえまつ様のこころに小鳥のようにとまったのなら、
とても嬉しいことです。
有難うございます。
さとう三千魚 拝