近辺未来に

 

爽生ハム

 

 

未来に、
手が届く前にビールに、
手がのびる
道すがら、
観察して後追いした女性の
裾が、一軒の酒場に消え、
がらがらと扉にはさまる
わざと、
白桃を1Rにつめていく
そりゃ、男性ではないかも、
しれないが
雨乞いする腰骨に、これから
メトロノームをのせる
これが猿
はやくしろ、変な意味じゃなく
女性を栄養として日暮れへと
報復で二回も愛情、さらって
がらがらと扉にはさまる
面倒な
間合、離される
意見のおもしろい猿が
拾いあげたのは、
メコン川に浮いた不達の手紙
本物なのか、
答案用紙のようだが、
異境のことはわからないから
曖昧の中で寝る

 

 

 

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