レンチンほどの時間でゆださったよ、桜

 

ヒヨコブタ

 
 

どうにもこうにもならなくて
出された指示は

キュウソクヲシテイラッシャイ

やわらかなひとたちの声に眠ったまますとん、と入ったばしょ

時間はわずかだという
まだ日も経っていないよという
そういう方もいらっしゃいます、大丈夫と笑顔を見る

サクラガマンカイ

うそだと思ったのか思いたかったか
桜は苦手だよきょねんは悲しい見送る桜かと思ったばかり

ぐんぐん日の出で明るくなるごとに
ぐんぐん花見がしたいという声をうけるごとに
目の前がもったいないこぼれそうな桜

桜がほんとうにうれしいと
思ったことがうれしくて
自然とゆでられたわたしが
ほくほくがおで
また今朝も桜みてる

 

 

 

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