戸棚の中の春の果

 

一条美由紀

 
 


Aは眠りへ沈む。Bはその亡骸を本に挟んだ。

 


ららら、いつものららら。

 


航海は5月6日早朝だった。エゴとリビドーの記録をつけよとの約束だったが、、、
私から生まれるものは空虚な土くれでしかなかった。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です