駿河昌樹
だれを見てもかわいそうに見えてしまって
ときどき
見知らぬ人を見ながら
立ち尽くしてしまったりする
時間とよばれるものも
空間と呼ばれるものも
とりわけ人生とかじぶんとか呼ばれるものも
あんなに信じてしまって
あんなに真に受けてしまって
かわいそうで
だれを見ても
立ち尽くしてしまう
みんなみんな
あまりに
深く
だまされたままになっていて
かわいそうで
だれを見てもかわいそうに見えてしまって
ときどき
見知らぬ人を見ながら
立ち尽くしてしまったりする
時間とよばれるものも
空間と呼ばれるものも
とりわけ人生とかじぶんとか呼ばれるものも
あんなに信じてしまって
あんなに真に受けてしまって
かわいそうで
だれを見ても
立ち尽くしてしまう
みんなみんな
あまりに
深く
だまされたままになっていて
かわいそうで