他者と、生きる日々に

 

ヒヨコブタ

 
 

バケモノだ

何かを区別するこころになにが棲んでいるのだ
おそらく
じぶんがバケモノになることを恐れ
何かをバケモノとすることのほうが
簡単ではないのか
容易いことに流されたさきに
何があるのだ

考える
考え続ける
じぶんと他者との異なるぶぶんが
重なる可能性について
考える
考え続ける
眠る

思考の健全さというものの
それぞれの異なりかたについて
重なるぶぶんは
あるのだと信じてきた
じぶんこそが健全だという主張のなかの脆さは

かなしみにつながっていくときがある
わたしにとって

傍らにいるその誰かは他者だ
よく知っているつもりの
他者だ

耳を傾け全身でききとりたいことが、ある
ひととの関わりに疲れたとき
わたしは眠り続けるだろう
目を覚まし、力が戻れば
また歩きだしききとろうと感じとろうとするだろう
歩みを止めるのは、まだ嫌だと内なる声をききながら

 

 

 

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