鈴木志郎康
母のことを、
おかあさーんと
呼んだことなかった。
ママなんて時代が違う。
おふくろとも呼ばなかった。
かあちゃんと呼んでた。
はらへったよお
かあーちゃん
なんて 甘えてた。
でも、かあちゃん
私が私立中学に上がるとき、
中学のえらい人に頼みに行った。
それが心に残って
固まっている。
固いしこり。
でも、その中学高校で
私は文学に目覚めて
友人を得たのだ。
母のことを、
おかあさーんと
呼んだことなかった。
ママなんて時代が違う。
おふくろとも呼ばなかった。
かあちゃんと呼んでた。
はらへったよお
かあーちゃん
なんて 甘えてた。
でも、かあちゃん
私が私立中学に上がるとき、
中学のえらい人に頼みに行った。
それが心に残って
固まっている。
固いしこり。
でも、その中学高校で
私は文学に目覚めて
友人を得たのだ。
ごく小さいときは「ママ」と言っていました。成長してからは「おかあさん」で、「かあちゃん」と言ったことはありません。友人には「おふくろ」です。「かあちゃん」という呼び名は古臭いイメージがあったのですが、改めて見ると結構かわいい響きですね。